ボロボロの廃墟を10万円で購入→“DIY初心者”の夫妻が10カ月かけてリノベーションしたら…… 衝撃的なビフォーアフターが話題(1/3 ページ)

チャレンジを続ける2人の精神を見習いたい。

» 2024年12月26日 19時00分 公開
[三日月影狼ねとらぼ]

 10万円でボロボロの廃墟を購入し、10カ月かけてセルフリノベーションしたら……。衝撃的なビフォーアフターを収めた動画がInstagramに投稿され、記事執筆時点で7万7000回以上再生されています。

ファッションデザイナーだった2人が……

 動画を投稿したのは、日本人のトモヤさんとオーストラリア人のシェリルさん夫妻。もともと東京に住んでいた2人はファッションデザイナーとして、6年間ファッションブランドを運営していました。ですが、都会の生活によるストレスと、人間関係の複雑さに悩まされることも多かったといいます。

目的のない旅に!

 そんな生活をしていたある日、2人はデトックスのために目的のない旅行へと出かけました。そして18時間かけて徳島のウチノ海へと向かう途中で淡路島に出会い、「この場所だ!」という確信を得たそうです。

 次の日、不動産屋に向かった2人は、何軒か回った後に紹介された10万円の廃墟に一目ぼれ。すぐに購入し、1カ月後には淡路島へと引っ越したのでした。

この10万円の 10万円でボロボロの廃墟を購入した夫妻

 当時の2人はファッションデザイナーであり、リノベーションはもちろん、大工や家づくりをした経験もありませんでした。もちろん道具の1つも持っていなかったけれど、この空き家をセルフリノベーションして“美しくよみがえらせよう”という思いは持っていたと語ります。

何十年も放置された廃墟で 何十年も放置されていました
この窓から入るしか 中に入るには窓を通るしかなかったそうです

 しかし何十年も放置されていた空き家は玄関から家の中に入ることもできず、中に入るためには窓を通るしかなかったそうです。また家の中に入ってもほぼ外にいるような状態で、さらに雨漏りをしている、シロアリに食べられている、水道も下水もガスもないという、すさまじい状況だったのだとか……。

家の中に入ってもほぼ 家の中なのに外にいる雰囲気です

 空き家があまりにもボロボロすぎて、誰に聞いても「無理」「可能性はない、解体するしかない」と、何度も言われたそうです。しかし瓦の屋根はとてもキレイだったことから、2人はずっと「可能性しかない」と信じていたといいます。

 それから2人はファッションブランドを辞め、セルフリノベーションをスタート。近所の大工さんや応援してくれる人たちの力も借りて、“たった10カ月”で見事セルフリノベーションを成し遂げます。

誰に聞いても ほとんどの人に「無理」だと言われたボロ屋でしたが

廃墟だった空き家は……?

 ボロボロだった廃墟は、美しい古民家に生まれ変わりました。広々としたベッドルームは元の梁(はり)が見える作りに、窓から出入りしていた部屋は心落ち着く和室に大変身。もともとのキッチンは解体して自分たちで一から作り直し、トイレだった場所は五右衛門風呂に入れる浴室へと姿を変えました。

元の梁が見える 美しいベッドルームを備え
窓から入った 落ち着く和室も完備

 カビ臭かった外のスペースは波の音を聞きながらバーベキューができるスペースになり、宿の前には誰もいない、ほぼプライベートビーチが広がっています。今ではとても美しい風景が広がる古民家。ボロボロの廃墟だったなんて、とても信じられません。

この浴室は 五右衛門風呂に入れる浴室もあり
波の音を聞きながら 波の音を聞きながらBBQもできちゃう

 10カ月かけて完成した、淡路島の西海岸に位置する小さな古民家宿「AKIYA nehemiah 淡路島(アキヤ ネヘミヤ)」。

 宿の名前である「nehemiah」は、聖書に登場する人物・ネヘミヤに由来するそうです。ネヘミヤも人から絶対に無理だと言われ、無理だと思われていた仕事を神様の助けと力で成し遂げたことから、宿の名前に選んだのだそうですよ。

淡路島の西海岸にある すてきな古民家宿へと生まれ変わったのでした

「本当に素敵でしたー!!!」の声

 投稿には宿を利用した方から、「本当に素敵でしたー!!! また利用させてもらいたいと思っています」といったコメントが寄せられていました。

 その後も20万円で空き家を購入してセルフリノベーションに取り組み、2件目の宿となる「AKIYA cornerstone」を誕生させた夫妻。現在も次々と新たなチャレンジを続ける2人の活動は、Instagram(@akiyaawaji)から確認できます。

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