「こんなのいるんだ〜」 沖縄の山奥にある“人工池”で釣りをしたら…… “まさかの結果”にびっくり仰天「ロマンしかない」(1/3 ページ)

食い付きが非常に良い。

» 2025年01月13日 21時30分 公開
[羽野源一郎ねとらぼ]

 山奥にあるコンクリート製の人工池で釣りを試みる動画がYouTubeに投稿されました。針を使わずに“お目当ての生き物”をどんどんゲットしていく様子が注目を集め、動画は記事執筆時点で2万2000回以上再生されています。

山奥の人工池で釣りをしたら大量の◯◯が…

人工池の“黒い影”

 動画を投稿したのは、野生の生き物を発見・観察する様子を発信しているYouTubeチャンネル「チャラリーマン」。「なれ」さんと「たこ」さんが魚ではない生き物を探して、沖縄県の山奥にやって来ました。

人工池に見えるターゲット 人工池を泳ぐ謎の黒い影

 同チャンネルでは珍しく釣り竿を使い、エサであるミミズを釣り糸に直接くくり付けます。池に垂らすと早速ターゲットが食い付き、展開の速さに2人は「おーおー!」「待って待って!」とびっくり仰天。あっという間に、狙っていたオキナワシリケンイモリを釣り上げました。

餌のミミズに食い付いたターゲットを池から釣り上げる 釣り早々にゲット!

 オキナワシリケンイモリは尻尾が剣のような形をしている両生類で、よく知られた存在であるアカハライモリとは尻尾の形状のほか、足の裏側の色などが異なります。

 沖縄県は亜熱帯気候で雨がよく降る地域。今回訪問した池のような場所は干上がることが少なく、仮に水位が下がっても降雨ですぐに増水するため、イモリにとっては過ごしやすい環境なのだそうです。

釣りのターゲットであるオキナワシリケンイモリ お目当てのオキナワシリケンイモリ
足の裏側がオレンジ色のオキナワシリケンイモリと黒色のアカハライモリ 体色や尻尾の形がアカハライモリと違う

食い付きが良すぎる!

 そのため、池の中はオキナワシリケンイモリが“うじゃうじゃいる状態”。エサを他のイモリと取り合うこともあるので、一度獲物に食い付いたらなかなか離しません。この性質を利用すれば、動画のように釣り針なしでも簡単に釣り上げられます。

 池から引き上げられてもイモリはエサに食い付いたまま。首へ負担がかからないうちにタモ網ですくいます。池の深さを考えるとタモ網で捕まえたほうが早い気もしますが、今回は“釣ってナンボ”。網で捕まえるのとは、また違った楽しさがあるそうです。

 続く第2投目では水中カメラも使って撮影します。目の前に落ちてきたミミズの存在に気付いた瞬間、2匹のイモリがエサに向かって移動を開始。そのうちの1匹が食い付いたところで一気に引き上げ、早くも2匹目を捕まえました。

水中カメラが捉えたミミズに近寄ってくる2匹のオキナワシリケンイモリ エサが視界に入るとすぐ寄ってくる

 池の近くにはリュウキュウアオヘビが生息しており、水面をよく見るとアメンボやオキナワオオミズスマシがうようよいます。オキナワシリケンイモリ以外にもさまざまな“ハンター”がいるため、この池に昆虫のような小さい生き物が落下したら大変です。

網と対決

 釣り竿の先に止まったベニトンボの“応援”を受けながら、撮影を忘れて夢中で釣りを楽しむ2人。あまりにも簡単に釣れるため、たこさんは「やばくないすか? タモ網より早い説あるよ正直w」と考え、釣り竿とタモ網のどちらが先にイモリを捕まえられるか競争することにしました。

 たこさんが釣り竿を持ち、なれさんがタモ網を持っていざ勝負! 競争開始して間もなく、なれさんがタモ網を池に突っ込んでイモリをゲットし圧勝しました。たこさんは惨敗してしまいましたが、「生き物はいろんな捕り方がありますんで」「こういう楽しみ方もアリかもしれないですね」と話しました。動画は、釣り上げたイモリたちを池に帰す場面で締めくくられています。

釣り竿とタモ網のどちらが先にイモリを捕まえられるか競った結果、網が圧勝 タモ網の圧勝
撮影後、釣り上げたオキナワシリケンイモリを池に戻す 池に戻して撮影終了

 山奥の人工池で楽しんだ釣りに、コメント欄には「山奥の人工池とかロマンしかない」「良い遊び」「こんなのいるんだ〜」「リュウキュウアオヘビいいですね!」「2人の性格のような優しい釣り」「神回」などの感想が寄せられました。

 YouTubeチャンネル「チャラリーマン」ではこの他にも、琵琶湖近くの用水路に生息している淡水魚や、北日本の“希少生物”を探す動画などが公開中です。

「チャラリーマン」動画まとめ

琵琶湖近くの用水路でガサガサしたら病気に侵された淡水魚が…
渓流の葉っぱをどけてみると北日本にしかいない超希少生物が…
ドライブしてたら沖縄本島で一番レアな超猛毒ヘビに遭遇!

動画提供:YouTubeチャンネル「チャラリーマン

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/06/news012.jpg 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  2. /nl/articles/2502/08/news008.jpg 「本当にこれでいいの?」 親子の“価値観の違い”で対立も…… 100万箱以上売れた「家庭科のドラゴン」、人気再燃の理由
  3. /nl/articles/2502/08/news087.jpg 木村拓哉がタイプロで「弁当」差し入れ→“衝撃の価格帯”に騒然 「ぶったまげた」「庶民には買えない」
  4. /nl/articles/2502/08/news038.jpg スーパーで買ったちりめんじゃこをよく見たら…… 紛れていた“まさかの生き物”が2000万表示「これは当たり!」
  5. /nl/articles/2502/07/news132.jpg 「いまこんななの?!」ディズニーリゾート内の商業施設、“ゴーストタウン化”に衝撃の声 改装前の閉店ラッシュに「寂しい」
  6. /nl/articles/2502/08/news091.jpg 北海道の“雪のヤバさ”が伝わる写真に460万表示の反響 衝撃的な光景に「何かの冗談でしょ?」「見たことない景色」
  7. /nl/articles/2502/07/news135.jpg 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
  8. /nl/articles/2502/08/news016.jpg 「味見したら止まらなくて危険」 “何度も作ってしまう”簡単サラダが間違いない! 「思う存分作って食べます」と95万再生
  9. /nl/articles/2502/08/news015.jpg パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  10. /nl/articles/2502/06/news004.jpg 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議