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花粉症で苦しむあなたに朗報だ。2012年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、全国的に今年より7割減少するとの予想をウェザーニューズが発表した。
同社によると、スギの雄花生産量は前年の夏の天候に影響され、よく晴れて暑い夏ほど生産量が多くなる。2011年の夏は2010年と比べて雲が多く、気温も低い傾向だったことから、2012年の2011年と比べて少なくなる見通しという。飛散量の多い年の翌年は少なくなる傾向があることからも、2012年の飛散量は2011年より少なくなるとみられる。
またスギ・ヒノキ林の活性状況(光合成有効放射吸収率:植物が光合成に有効な波長の光を吸収する割合)を観測したところ、2011年は2010年よりも全国的にスギ・ヒノキ林の活性度が低く、スギの雄花の量も少なくなると予想されるとしている。ウェザーニュース会員による全国のスギの「雄花リポート」でも、今年は雄花の数が少ないという報告が多いという。
こうしたデータから、ウェザーニューズは2012年の花粉飛散量を2011年の約3割と見込んでいる。比較的飛散量の少なかった2006年、2008年、2010年と似た傾向となる見通しだ。
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