ニュース
「多崎つくる」Amazonレビューが「とてつもない」と話題になったドリーさん、ガイド本「村上春樹いじり」出版:圧巻のツッコミ芸をもう1度
村上春樹の長編13作品を「本音一辺倒」で完全ガイド……! 目次だけで切れ味抜群です。
advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jpに投稿された「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(村上春樹)のレビューがとてつもないとネットで話題になったことを覚えていますか。歯に衣着せぬ物言いで本作をディスりまくり、それがある種の芸の域に達していて2万人以上が「参考になった」と評価。「本編よりおもしろい」という声まであがりました。そのレビューの作者ドリーさんがなんと本を出しました。タイトルはずばり「村上春樹いじり」です。
同書は村上春樹の長編13作品を「本音一辺倒」で完全ガイド。春樹が好きな人も、嫌いな人も、読んだことがない人でも楽しめるそうです。目次を見てみると「不快の域に達するコーヒー押し、および『知らんがな問題』――羊をめぐる冒険」「伏線を回収しない春樹によってもたらされた地味〜な冒険譚――ねじまき鳥クロニクル」「春樹文学史上、最もリアクションしづらい小説――アフターダーク」「オシャンティーじゃないものに冷たすぎる春樹による『絶望の書』――1Q84」などなど、ドリーさん絶好調! もちろん「多崎つくる」のレビューも収録されています。
著者紹介によると、作者のドリーさんは1990年岡山県生まれ。2011年に始めたブログ「埋没地蔵の館」でさまざまな書評を展開中。同書は「こんな糞ニートが人生でがんばった魂の結晶ですよ。お願い。買って(ハートマーク)」だそうです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 村上春樹さん新作はイカ臭い? とてつもないAmazonレビューに1万人が「参考になった」
「本編よりもおもしろい」という声まで。その内容とは――。 - 産経新聞のスマホアプリが誤報 号外「村上春樹氏、ノーベル賞」配信
ネットでは「えっどっちなの?」と戸惑う声が。今年のノーベル文学賞を受賞したのはカナダのアリス・マンロー氏でした。 - 「私はいつものようにあふななゔぁえfjんじゃふぁ」 月刊ムーTシャツのレビューがヤバイ
「ムーTシャツを着ると日本語が支離滅裂になるんだよ!」「な、なんだってー!」 - 「私には、不登校の娘がおります」 Amazonの「俺妹」レビューが泣けると話題に
ネタバレ注意。 - アダルトなネコのエサがAmazonでうっかり18禁に 確かにパッケージは全裸だけど……!
にゃんてこった! - Amazonの「タイガーバーム」商品名が長すぎる しかもなんかおかしい
恋の病にも効くらしいです。そんなわけあるか! - 届かない、初回限定版――「ヱヴァQ」届かずAmazonレビューが炎上
YOU ARE NOT ALONEだよ。