第17回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が12月5日、発表された。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」「ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険Part8―」などが受賞作に名を連ねた。
文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するというもの。マンガ部門では「ジョジョリオン ―ジョジョの奇妙な冒険Part8―」(荒木飛呂彦)が大賞に。優秀賞は「昭和元禄落語心中」(雲田はるこ)、「それでも町は廻っている」(石黒正数)、「ちいさこべえ」(望月ミネタロウ/原作:山本周五郎)、「ひきだしにテラリウム」(九井諒子)となっている。
アニメーション部門では「はちみつ色のユン」(ユン/ローラン・ボアロー)が大賞を受賞、優秀賞は「有頂天家族」(吉原正行)、「ゴールデンタイム」(稲葉卓也)、「サカサマのパテマ」(吉浦康裕)、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(庵野秀明)となっている。
エンターテインメント部門は、1989年のF1日本グランプリ予選でのアイルトン・セナの走行データをもとにエンジン音を再現したホンダの「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」が、アート部門は電磁波を使ったメディアインスタレーション「crt mgn」(Carsten NICOLAI)が大賞を受賞。またジャーナリストの津田大介さんによるネット投票サイト「ゼゼヒヒ」がエンターテインメント部門新人賞、コミティア実行委員会代表の中村公彦氏が功労賞に選ばれている。
2014年2月5日からは国立新美術館や東京ミッドタウンなど複数の会場で受賞作品展を開く予定。受賞作の一覧と詳細は公式サイトで見られる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 震える:セナが世界最速で駆けたあの日のエンジン音、ホンダが24年を経て再現
アイルトン・セナが1989年のF1日本グランプリ予選で世界最速タイムをたたき出した、あのときのエンジン音がよみがえった。 - アートか? 悪夢か? 仏像人間が乱舞する謎の怪奇アニメ「燃える仏像人間」がすごい
何が始まるんです? - 相田裕「GUNSLINGER GIRL」“改造”と“再生”の10年展、明治大学で開催
関連イベントで作者による実践的なマンガの描き方ワークショップも実施。 - 「Perfume」「クラタス」も受賞 第16回文化庁メディア芸術祭の作品展に一足早く潜入してきた!
受賞作品を楽しめるマンガライブラリー、上映会もすべて無料! - ニコ動で話題の「勝手に入るゴミ箱」 メディア芸術祭で優秀賞として展示
ゴミ箱がゴミを拾いに走る様子も、実際に見られる! - 「勝手に入るゴミ箱」やKURATASが見られる 文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が2月開催
「火要鎮」「おおかみこどもの雨と雪」など受賞アニメーション作品・映像作品の上映会も。 - 文化庁メディア芸術祭、Perfumeのプロジェクトや「勝手に入るゴミ箱」「クラタス」が受賞
アニメーション部門には「おおかみこどもの雨と雪」も。