かわいすぎてもったいない……でも食べたい!! 「トトロのシュークリーム」を食べてみた
ネットでちょこちょこ話題になる、ジブリアニメ「となりのトトロ」のシュークリーム。実物はどんな感じなのか、気になったのでお店に足を運んでみた。
「かわいすぎる」とネットで評判の「となりのトトロ」をモチーフにしたジブリ公認シュークリーム。見ているだけでほっこりしてしまう。味も気になるところだし、実際に食べてみようと、お店へ買いに出かけた。
ジブリの世界観を体現したお店にうっとり
下北沢駅(東京都世田谷区)から新代田駅の方向へ歩いて7分ほどのところに、ジブリアニメを彷彿(ほうふつ)とさせる建物がある。その1階が「白髭のシュークリーム工房」だ。外にはトトロのシュークリームが3つ描かれた、かわいらしい木の看板が丸太の上に固定されている。今日はこの定番らしき3つのシュークリームをゲットして帰りたい。
知人から「少量生産かつ人気なのでお客さんが並んでいることもある」という前情報をもらっていたため、気合を入れて午前10時半のオープン直後に出向いたところ、幸いなことにお客さんの列はまだできていない。早く来てよかったと胸をなでおろす。
外のテラス席がなんとも味わい深くていい感じ……とキュンとしながら、店内へと足を進める。玄関に入ると「となりのトトロ」のイラストやパズル、グッズ、ネコバスのぬいぐるみなどが飾られている。あぁ、トトロの世界観に浸れるって幸せ。
お店のドアを開く前に「OPENしています」と書かれた札が目に入る。ここでもトトロシューのイラストが。何から何までかわいすぎるぞ……と外からここまでの間で満足気味な自分に気づく。さて気になる店内は!?
ひとつひとつ表情が異なるトトロたちに癒される
緑と白のナチュラル感あふれる店内に入ってみると、森の中にあるおしゃれなカフェを訪れている感覚でなんとも落ち着く空間が広がる。トトロのシュークリーム以外にも窓辺には、葉っぱをモチーフにしたクッキーやクリスマス限定ボックスなどが並ぶ。その付近にはサツキやメイなど「となりのトトロ」でおなじみのキャラクターがさり気なく置かれていて和む。
さて、いよいよ目的のトトロのシュークリームだが、少量生産かつ開店直後ということもあって、ショーケースに並ぶ数は少なめだ。大量生産が難しいのは、トトロならではの複雑な形をしているからだとか。
それにしてもリアルにトトロ! すべて表情が微妙に異なるところもまた、なんとも言えない愛らしさ。ひとつひとつ丁寧に手作りされていることが伝わってくる。
今回はオールシーズン購入できる「カスタードクリーム」(緑色の葉、390円)、「キャラメルバナナクリーム」(ピンクと黄色の帽子、430円)、10〜12月限定の「マロンクリーム」(茶色の葉、430円)を1つずつ購入。ワクワクしながら帰路につく。
香ばしい香り立ち上るトトロシュー、各クリームも個性的で絶品
帰宅後は待ちに待ったトトロたちとの対面。白い箱にはトトロのシールが付いており、こうしたささやかな心遣いにもキュンとする。箱から取り出して3つのトトロを皿に並べると、ますます愛おしさがアップ。食べるのが惜しくなるかわいさのあまり、しばらく撮影に没頭したので、彼らの写真をご堪能ください。
そろそろ食べることにする。しかし、そのままだとトトロの中身が伝わりにくいので、口元にナイフを入れて、ニカッと笑ったトトロにしてみた。どのトトロにもクリームがたっぷり詰まっているのが分かる。
まずはベーシックな「カスタードクリーム」からいただく。バニラビーンズ入りの濃厚なカスタードクリームはクセになる味わい。北海道産のフレッシュな生クリームも入っているけれど、甘すぎない大人な味を楽しめるのが魅力的だ。
次は「キャラメルバナナクリーム」だ。香ばしいカラメルクリームに、ソテーされたバナナが独特な「熟れ感」を加えてくれる。ゴージャスな味を楽しみたい人におすすめだ。
最後は季節限定の「マロンクリーム」。クリームの中に熊本県産の和栗がぜいたくに、ゴロゴロと粒のまま入っている。ほっくり感が素晴らしい。栗の渋皮煮も加わり「固形感」がアクセントになっている。
気になるシュー皮の食感は、しっかりとしていて固め。ほかでは味わったことのない香ばしい香りが立ち上るのも特徴だ。あぁ、おいしかった。ごちそうさまでした。
お土産としてもよろこばれること間違いなしのトトロのシュークリーム。下北沢駅または新代田駅、世田谷代田駅から近いので、皆さんも足を運んでみては?
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