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初音ミクが能の演目「道成寺」とコラボします。その名も「ボカロ道成寺」。7月4日に京都市東山区の「THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO」で開催されます。ピアプロブログによると残念ながらチケットはすでに売り切れとのことですが「当日券や後日映像配信なども可能性がある」としています。これは期待したい。
ミクはこれまでオペラや人形浄瑠璃といった伝統芸能とコラボしてきました。また最近ではミクではありませんが、ボーカロイドを使った文楽が話題になりました。……とくれば次は能でもおかしくありませんよね!
主催の京都創生座のサイトに「イメージ」や「ストーリー」が載っています。引用しましょう。「西暦2614年3月9日、サイバー警察は初音ミクの一部とみられる電子思念体を追跡調査している。容疑は過去の事象の改ざん」「西暦928年における『道成寺伝説』の改ざん疑惑。もしこれが事実であれば『道成寺伝説』自体もミクが創り出した可能性すら浮上する」――。
ボカロ道成寺の「ボーカロイド作曲」はデッドボールPさん。サイトには「『安珍清姫』の道成寺縁起を、創生座とデッドボールPがリバイバル!! 恋に破れた激しい女の業(ごう)を描く」とあります。能の「道成寺」で描かれる安珍・清姫伝説の世界観を受け継ぎつつ、未来を舞台にしたSFっぽいお話なのでしょうか。チケット料金の詳細などはこちらからどうぞ。
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