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ベネッセコーポレーションの顧客情報流出問題で、その流出情報を利用してダイレクトメールを発送していたジャストシステムは8月7日、全データを警視庁の確認のうえ削除したと報告した。
個人情報は今年5月に名簿業者の文献社より購入したもので、経済産業省や警視庁より依頼があったヒアリングへの対応を完了したため8月6日に削除した。事件発覚後すぐにジャストシステムは「入手した全データを削除する」と告知したが、ベネッセは「現時点で一方的に情報を削除することは、察や経済産業省による原因の究明を難しくするだけでなく、情報が漏えいしたお客様の不安感の払しょくには至らないと懸念しております」と反対を表明していた。
ジャストシステムは「ベネッセから流出した個人情報を、悪意を持って利用したわけではない」と発表していた。また、文献社も「不正な流出情報が含まれていたという認識は全くなかった」と説明している。
この事件では、業務委託先の元社員が不正競争防止法違反の容疑で警視庁に逮捕されている。
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