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ゆきりんロボ「これが私の完全態です」→ 俺「うぉぉぉ!」 ニコニコ本社「まるなげデー」でゆきりんロボに会ってきた

ただでさえリアルなゆきりんロボに手足が付いてますますリアルに。

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 niconicoといえば、ユニークな発想の動画が見られるのが醍醐(だいご)味のひとつ。11月15日、そのネットで話題になった作品が一堂に会する展示イベント「まるなげデー」が、東京池袋にあるniconicoの複合施設「ニコニコ本社」にて開催されました。


画像 10月、池袋のP'PARCO(ピーダッシュパルコ)内に移転オープンしたニコニコ本社

画像 地下2階の店内には、バーカウンターやカフェを用意。その脇を通り抜けていくと……

画像 奥のイベントスペースにて、やってました! まるなげデー。さまざなジャンルの10サークルがブースを構えて、お客さんをお迎えしてます

 なぜ「まるなげデー」という名前なのかというと、このイベントの企画・運営をniconicoがユーザーに任せているから。今年4月の「ニコニコ超会議3」にて、ユーザー系企画の出展をniconico系の同人イベント「ニコつく」がまとめて、「まるなげひろば」として出展していました。

 その流れで、7〜11月の全国ツアー「ニコニコ町会議2014」でも、全12会場で各地のサークルが参加。さらに本社にて、この「まるなげデー」の第1回が開催されたという感じです。会場は午前中はやや人が少なかったですが、夕方になるにしたがって来場者が増え始めて、終了間際の20時まで人が絶えないという感じでした。



完全態に進化したゆきりんにドキドキが止まらない!

 で、今回の注目は、TODOさんが作られた「ゆきりんロボット」! 正面に立つと、首と眼球が動いて、こっちを見つめてくれるというインタラクティブアートになります。 今年に入ってニコニコ超会議3などいろいろな展示会で出展していたため、見かけた方も多いかもしれませんが、今回はなんと手と足がついたのです!


画像 これが「完全態」のゆきりんロボ。うぉぉぉ! 腕と足があるだけでリアルさが全然違うぞ

画像 多くの方々が見つめていました。ロボットとわかってるんですが、見つめ返されるとちょっとドキっとしてしまいます




画像 鎖骨のところにKinectを内蔵していて、前に立った人の頭の形を認識し、そこから目を推測して、そこに顔と目を合わせてくれる……という仕組みです

画像 撮影中、TODOさんは服のほつれなどをみつけると細かく直していました。愛を感じます

 ゆきりんロボは元々、TODOさんの大学院の卒業制作として、「ロボットが生きているように見えるための視線の表現を追求する」という目的で作られた作品です。当初の名前は「GAZEROID」でしたが、作者であるTODOさんが、AKB48の柏木由紀さんが好きすぎて顔を似せたところ、そっちの方が有名になって、今やゆきりんロボという呼び方が定着してしまいました。

 そのウワサがAKB48を運営しているAKSまで届き、8月には幕張メッセで開催された「AKB48グループ夏祭り」にも参戦。まさかの柏木由紀さんとの本人ご対面をはたす快挙を成し遂げました。次は11月24日にアーツ千代田 3331で開催される「Engadget Fes 2014 Winter」に出展するとのことなので、ぜひ会いに行ってみてはいかがでしょう。

※次の出展イベントが間違っていたため修正いたしました。おわびして訂正いたします。


縫い抜く根性がスゴい! 刺しゅうで漫画を再現

 もうひとつ、サークル「漫画服」のあーさんがつくった漫画刺しゅうも目を引きました。


画像 きれいなペン入れしてるだろ……。ウソみたいだろ。刺繍なんだぜ。細かい作業なのでで、1日5時間ぐらい作業するのが限界とおっしゃってました

画像 スペースコブラの1ページを再現した作品。製作時間は90時間ほど。細部を見てみると、煙やスミベタの表現がスゴい! ヒューッ!




画像 芳崎せいむさんの「鞄図書館」(1巻)の表紙を再現。特に鞄のトーンや、飛ぶ本の斜め線を縫うのが大変とのこと




画像 サークルの看板まで刺繍。女子力が高すぎます

画像画像 そのほか、鎖音プロジェクトによるステージでの踊ってみたや、OcuFesのOculus Rift展示……

画像画像 ニコニコ風船部によるバルーンアート、Rare-worksさんの巨大武器展示などが出展していました

 まるなげデーは、今後もニコニコ本社にて定期的に開催していくようです。実際にお客さんを目の前にして、自分の作品を見せてフィードバックをもらえるというのは、創作意欲を最高に刺激してくれます。ユーザーとしても、niconicoで話題になった作品を目の当たりにできるのは貴重な機会。ぜひ第2回があったら、参加してみてはいかがでしょうか。


広田稔(@kawauso3) MacPeople、ASCII.jpを経てフリーライターに。専門ジャンルは、アップル、niconico、初音ミク、VR。最近はOculus Riftが好きすぎて、VR・パノラマ専門のメディア「PANORA」を立ち上げた。



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