advertisement
第18回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が11月28日に発表された。位置情報を使った陣取りゲーム「Ingress」(Google’s Niantic Labs)がエンターテインメント部門で大賞を獲得した。
Ingressの大賞受賞について、審査員の飯田和敏さん(ゲーム作家)は、人々がネットに常時接続された端末を持ち歩く情報環境の中で「私たちはどこへ向かうのか?」という課題に決定的なビジョンを示すことに成功したとコメントしている。エンターテインメントではほかに、お店の看板のレトロ文字をフォント化する「のらもじ発見プロジェクト」が優秀賞を受賞している。
アニメーション部門はロシアの短編アニメ「The Wound」が大賞を受賞し、優秀賞は「映画クレヨンしんちゃん『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』」「ジョバンニの島」など、新人賞には「たまこラブストーリー」が入っている。漫画部門は「五色の舟」(近藤 ようこ/原作:津原 泰水)が大賞、「アオイホノオ」(島本 和彦)などが優秀賞を受賞している。アート部門は今回は大賞なしとなった。
文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するというもの。今回は71の国と地域から応募された3853作品から選んだ。受賞作品は2015年2月4〜15日の受賞作品展で展示される。
関連記事
- “Ingress仙人”はなぜIngressにハマったのか? 「3週間で4キロ痩せた」そのハマりぶりに密着してきた
とりあえず暑かったです。 - 岩手県にポータルが多数出現! 日本初の自治体公式IngressイベントにGoogleが神対応
岩手県庁Ingress活用研究会の第1弾イベントが大成功。 - 石巻の商店街で見つけた「のらもじ」 文字のチカラを復興活動資金に
古い商店街から見つけた宝物。 - お店の看板のレトロ文字をフォント化→売り上げ還元 「のらもじ発見プロジェクト」がステキ
町で見かける個性的で味のある文字をフォント化している「のらもじ発見プロジェクト」。サイトで配布&販売し、売り上げをお店に還元するステキなプロジェクトです。 - CEATEC JAPAN 2014:ロープをらせん状に巻いた不思議な電子楽器「Udar」 指で押すと音が出る
らせん状のロープを指で押すと音が出る不思議な形の電子楽器。 - 双眼鏡持参で見るのがおすすめ:緻密さにため息 PCとプラモデルが融合したジオラマをメディア芸術祭受賞作品展で見てきた
PCや周辺機器をSF世界のジオラマに改造した作品がすごい! しかもPCとして使えるようにもなっている。 - 「ジョジョリオン」もプラモデルのジオラマもすべてアート! 第17回文化庁メディア芸術祭・受賞作品展開催
2月5日から始まる受賞作品展の内覧会に潜入。一足早く中の様子をご覧ください!
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.