まとまったお金を手にすることは難しいホームレスの生活。その結果、家や仕事を探すこともできないなど負の連鎖が社会的な問題となっていますが、突然100ドル(約1万2000円)の大金を渡したら一体何に使うのでしょう? YouTubeに多数のドッキリ動画を投稿しているジョシュ・ペイラー・リンさんがそんな実験をした動画が世界中で話題になっています。
お金を恵んでほしいと道ばたに立っていたホームレスの男性に近づき、突然100ドルを手渡すリンさん。あまりの大金にとまどう男性は、驚きすぎたのか涙まで浮かべています。男性とハグをし「いい使い方をしてほしい」と言い残して去っていくリンさん。その後の男性の行動をカメラでこっそりと追いかけます。
男性がその足で向かったのは一軒の酒屋。しばらくすると大量の買い物袋をさげて出てきます。まさか貴重なお金をすべてお酒に使ってしまったのでは……と不安になったのもつかの間、なんと男性は近くの公園に住むホームレス1人1人に買ってきたばかりの食料を配り始めました。
ここでリンさんがカメラで撮影していたことを打ち明けて謝罪し、男性の行動に胸を打たれたことを伝えます。話を聞いていくうちに、このホームレスの男性・トーマスさんが病気の両親を介護するため仕事を辞め、最終的にホームレスになってしまったという経緯を知ったリンさんは、トーマスさんを本格的に支援するためINDIEGOGOで寄付の募集を開始することに。
動画にはトーマスさんの振る舞いに「感動した」という声が多く寄せられましたが、その行動には不自然な点もあるとして「やらせではないか」という指摘も出ています。真偽については不明ですが、動画はこれまで3000万回以上再生され、トーマスさんには13万ドル以上の支援が寄せられています。
(たろちん)
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