イラストレーターの雪印さんがTwitterにアップした、間違った「あごを引くポーズ」の画像が話題となっています。これまでに4万7000以上のRT、7万以上のお気に入り登録を記録しており、コスプレイヤー、イラストレーターを中心に、「知らなかった……」「逆だと思っていた」とさまざまな反響が寄せられています。
そこで、あごの引き方によって、どれだけ印象が変わるのか、カワイイのスペシャリストに登場してもらい、実写検証してみました。ヒゲ女装パフォーマーのレディービアードさんと、女装コーディネーター・写真家の立花奈央子さんです。
まずは、間違った「あごの引き方」から。カワイイを追究するビアちゃんにこのようなポーズをお願いするのは恐縮ですが、ご協力いただきました。
間違ったあごの引き方は、頭を下げてあごだけ手前に引き寄せる方法。写真を見てみると、やはりどうしてもアゴのラインが気になります。立花さんによると、「女装を始めたばかりの方がついやってしまいがちなポーズですね。あごまわりの肉の多い少ないにかかわらず、この引き方をしてしまうと、どうしても二重あごになってしまいます」とのこと。
また、二重あごになるだけでなく「首周りが詰まってしまうので、表情やポーズのバリエーションも限られてしまい、写真をどう撮ってもイマイチになってしまいます」というので気をつけたいものです。
続いて、正しいアゴの引き方を再現。首元から顔全体を後ろに下げ、顔を引く、背中の筋肉を真ん中に引き寄せるようにあごを下げてもらいました。すると……いつものカワイイ! ビアちゃんが戻ってきました。つい表情も明るくなっています。
「印象がガラっと変わりますよね。顔を引くような感覚で、同時に肩幅も狭く見えます。また、胸元に手を当てることで、小顔効果も期待できます。さらにあごを引いたままで頭を傾けると、キュートさがアップします。カワイイはこうやっていろんな要素の組み合わせで作られているんです」(立花さん)
「ポージングは大変。でも、そのために体づくりからがんばってる。毎日、食事や筋トレをしっかりこなして、もっとカワイイのパフォーマンスしていきたいの」(ビアちゃん)
ビアちゃんのカワイイの秘密は、写真集『Sing,Dance,DESTROY!!』や、2月発売のイメージDVD『レディビアード ジャスティス☆ファイト』などでご確認を。また、2月7日までは銀座・ヴァニラ画廊にて立花奈央子さんの写真展「女装の軌跡と幸福論」も開催中。こちらでもビアちゃんほかカワイイや美の追究者たちの姿を見ることができます。
カワイイをめぐるテクニックというのは、意外とまだまだ眠っているのかもしれませんね。
(林健太)
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