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竹書房、懸賞の当選者数を水増し 消費者庁が措置命令

実際の当選者は1人なのに10人と記載していたケースや、当選者数を記載していながら景品の提供がなかったケースもあった。

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 竹書房が漫画雑誌の懸賞で当選者を水増ししていたとして、消費者庁が景品表示法違反で措置命令を下した。

 「まんがライフ」「まんがくらぶ」などの雑誌7誌の懸賞企画において、誌面に記載した当選者数を下回る数の景品を提供していたという。実際の当選者は1人なのに10人と記載していたケースや、当選者数を記載していながら景品の提供がなかったケースもあった。こうした水増しは2012年の夏から1年ほどの間行われていた。


景品表示法違反となった表示の例

表示例

 消費者庁は、このような景品表示法違反があったことを消費者に周知するよう竹書房に命じた。併せて、再発防止策を講じ、役員・従業員に周知徹底すること、今後、同様の表示を行わないことも命令した。

 竹書房は措置命令を受けて周知を行い、「読者の皆様をはじめとして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。2014年9月からは、誌面上に記載した当選者数と同数の景品類を提供し、社内調査を実施して再発防止に努めているとしている。


竹書房:不当景品類及び不当表示防止法第6条の規定に基づく「措置命令」について

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