「進撃の巨人」に登場する50メートル級超大型巨人をAR(拡張現実)技術を用いて召喚し、ドローンを用いて空から撮影した動画が投稿されています。
動画冒頭、いきなり巨人の大きすぎる足がドーン! カメラが上昇し、どんどん画角が広がると、「その日、人類は思い出した。」というアルミンのモノローグが聞こえてきそうな超大型巨人の姿が。周りにいる人間たちの小さいこと……。
AR技術を使って巨人を出現させようというこの企画。もちろん巨人が大地に立つためにはかなりの大きさのARマーカーが必要です。マーカーとして(なぜか)「初音ミク」の絵を10メートル四方で描いてあります。その高さはビルの4階に相当。で、でかい。
ARマーカーは荷造り用の紐で格子を作り、不織布を安全ピンで固定しながら制作。広げた時ときにきちんとマーカーになる仕組みとなっています。撮影の際にマーカーを地面に配置する様子は、なんだかお花見の場所取りのような雰囲気ですが、これも巨人召喚に必要な儀式です。ドローンを用いて上空から撮影してみると、地面にはミクさんの絵があらわれ、きちんとマーカーになっています! そしていよいよ巨人の登場です。
マーカーが画角に収まっていれば巨人はマーカーの外側へも移動できるため、「巨人を踊らせてみた」の開幕です。とてつもない違和感と絶望感。駆逐できる気がしません……。
動画を投稿したのは以前ルンバの上で初音ミクが歌って踊る動画を制作したkamocさん。技術力はもちろん、ミクさんから大型巨人まで守備範囲の広さにも驚かされます。AR技術によって現実世界へキャラクター召喚が可能になった時代。今後がさらに楽しみになってきましたね!
(高城歩)
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オーストラリアで撮影されました。