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葛西臨海水族園は6月12日、一時はクロマグロが1匹になってしまった「大洋の航海者:マグロ」水槽に、クロマグロ約80匹を追加すると発表しました。6月21日に実施する予定です。
同水槽では昨年11月よりクロマグロ69匹、スマ52匹、ハガツオ38匹の計159匹を展示していましたが、12月ごろから原因不明の死亡が相次ぎ、1月にスマとハガツオが全滅、3月下旬にはクロマグロが残り1匹という異例の事態になりました(関連記事)。その後、展示回復に向けた取り組みとして、アカシュモクザメやタカサゴを投入。5月にハガツオとスマを新たに追加していました(関連記事)。
先月末に、スマが10匹以上死亡しましたが(関連記事)、同園によるとこれは輸送ダメージや環境への慣れといった搬入後に見られる初期消耗の範囲内で、6月以降に死亡したのはスマ2匹のみ。大量死につながる兆候は確認できていないとしています。
6月21日に追加するクロマグロは全長80〜90センチ、体重10〜13キロ程度。約80匹という数は、水槽の大きさに比べて少ないものの、年級群ごとの飼育尾数にばらつきが生じないようにするための工夫とのこと。従来の展示のような大型のクロマグロ(全長約120〜150センチ)の遊泳が見られるのは1〜2年後になるそうです。
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