GMOペパボ、リワード広告への出稿脱却を宣言 まずはアプリ「minne」で 出稿側にも「脱リワード」の動きか
決算説明会でも、他社に先がけて「リワード広告」からいち早く脱却したと説明しました。
6月に230万ダウンロードを超えた、国内最大級の自作グッズ販売アプリ「minne(ミンネ)」が、不正なランキング操作に当たるとして問題視されていた「リワード広告」への出稿を停止すると発表しました。
以前、AppBankの「モンスト攻略」アプリがリワード広告の配信から撤退すると宣言して話題になりましたが(関連記事)、今回の「minne」はこうしたアプリにリワード広告を「出稿」していた側。出稿する側が「脱リワード広告」を宣言するのは珍しいケースです。
リワード広告とは、アプリをダウンロードする報酬として、ゲーム内アイテムやポイントなどを配布する類の広告のこと。しかしAppleの規約では、こうした行為は「ランキングを不正に操作するもの」として違反になるとされています。
「minne」を提供するGMOペパボは、7月29日に行われた「第2四半期 決算説明会」の中で、「リワード広告からいち早く脱却し、アドネットワークやリスティング広告をさらに強化」と説明しました。また、同社の佐藤健太郎代表も8月5日、Twitterで「リワード広告から撤退した」とコメントしています。
リワード広告によって、本来あるべきではないアプリがランキング上位に来ることは、アプリの利用者に「そのアプリは人気がある」と誤認させることになります。佐藤代表は「我々としては他社より早く撤退した」と、業界内で先導してリワード広告を取りやめたことを強調しました。
ソーシャルゲームを中心として、いまだに1日20以上のアプリが、リワード広告に出稿しています。「minne」のように率先して不正手段から抜け出すことが、ランキングの健全化につながって行くのではないでしょうか。
(アップトーキョー)
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