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佐野研二郎氏にデザインを盗用された米国のデザイナー、自分で考えた東京オリンピックのエンブレム制作を発表
米国東部標準時刻、16日午後11時半までにFacebook上で公開する予定です。
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佐野研二郎氏にデザインを盗用されたと主張するアメリカのデザイナー、ベン・ザラコー氏が、「challenge to Mr. Sano(佐野氏への挑戦)」として、2020年東京オリンピックの大会エンブレムを制作していることをFacebook上で発表しました。米国東部標準時刻午後11時半(日本時間では8月18日13時半)に公開する予定です。
佐野研二郎氏には昨月末ごろから2020年東京オリンピックの大会エンブレムのデザイン盗作疑惑が浮上(関連記事)。サントリーのキャンペーン賞品として同氏のデザイン事務所「MR_DESIGN」が手掛けたトートバッグは、スタッフが第三者のデザインをトレースしていたと認めています(関連記事)。
ベン・ザラコー氏は、そのトートバッグで自身のデザインを盗用されたと主張している人物。トートバッグとオリンピックのエンブレムとの間に直接的な関係は無いようにも思えますが、「日本の人々による大きな刺激」を受け、現在、2020年東京オリンピックのエムブレムを自主的に制作しているそう。「オリンピックの誠実、公正、競争の精神から」「新しいオリンピックのエムブレムを作り、佐野氏に挑戦する」としています。
米国東部標準時刻で、16日11時30分(17日月曜日とした後、変更)までにFacebook上で公開される予定。もう間もなくです。デザインは日本とオリンピックの伝統を尊重したものになっているとのこと。いったい、どういうものができあがるのでしょうか。気になるところです。
(マッハ・キショ松)
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