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“デザイン盗用被害”の米デザイナー、自主的に制作した東京オリンピックのエンブレムを公開 ネット上ではいまいち評判が良くないもよう

アイデアなどを評価する声も少なくないのですが……。

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 佐野研二郎氏のデザイン事務所「MR_DESIGN」が手掛けたトートバッグが、自身のデザインの盗用であると主張するベン・ザラコー氏が、自主的に制作した2020年東京オリンピックのエンブレムをFacebook上に公開しました(関連記事)。

 「佐野氏への挑戦」として制作されたものなのですが、ネット上では「佐野氏のデザインより若干マシ」「いまいちだった」という声もあり、評判はあまり良くないようです。


画像 ベン・ザラコー氏による2020年の東京オリンピックのエンブレム

 ベン・ザラコー氏は、米国東部標準時刻16日午前6時ごろ、Facebook上で「オリンピックの誠実、公正、競争の精神において」「佐野氏に挑戦する」として、2020年東京オリンピックの新しいエンブレムを自主的に制作していることを発表。その日の午後11時半(日本時間17日午後1時半)ごろ、日の丸と大きな波をあしらったエンブレムを公開しました。やや右側に書かれた日の丸は太陽や日本人のスピリットを意味しており、アルファベットの「T」のような形をした波と組み合わせるとオリンピックの聖火トーチを表すなど、シンプルなデザインながら複雑な意味があります。

 同氏はFacebook上でこのエンブレムに対する質問に答えています。大きな波は葛飾北斎の有名な浮世絵「神奈川沖浪裏」に影響を受けてはいるものの、トレースはしていないとのこと。また、大きな波は日の丸の下に描かれており、東日本大震災の津波ではなく、日本には大きな波さえも征服する力があるということを意味しているとも。

 このエンブレムのデザインに対してネット上では「カッコいい〜!!」「デザインが細かい」など評価する声もあるものの、佐野氏のデザインと比べて「いい勝負」「どっちもダサい」と否定的な意見もあり、評判はいまいち良くないようです。






画像 佐野氏、ザラコー氏のデザイン比較画像。あなたはどちらがお好み?

 なお、ベン・ザラコー氏のデザインしたオリンピックのエンブレムはまだ完成形ではなく、ここから改良を行うつもりだとしています。


マッハ・キショ松


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