ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

世界文化遺産にも登録された「三池炭鉱」がクラウドファンディング開始 貴重な「炭鉱電車」一般公開のため

世界に炭鉱電車ば見せたか!

advertisement

 明治時代以降、日本の近代化を大きく支えた三池炭鉱。今年7月には世界文化遺産にも登録され、話題になりました。

 そんな三池炭鉱を世界に広くアピールするため、福岡県大牟田市が今回、クラウドファンディングをはじめたようです。「世界遺産じゃなかばってん」「炭鉱電車ば見せたか!」……と、トップページには書かれています。博多弁で意気込む様がかわいいですね。


画像 炭鉱電車ば見せたか! 博多弁がかわいいですね

 三池炭鉱の歴史は長く、古くは江戸時代から存在したんだとか。1873年に官営化され、その際にトロッコや機械、電気機関車など、さまざまな西洋の技術を導入して近代化が進められました。そして今回、大牟田市が世界にアピールしようとしているのがその「電気機関車」というわけ。


画像 100年以上経っている機関車ばかりなのに、キレイな姿をしています(現在は一般公開されていません)

画像 このような展示施設を想定しているようです。早く見てみたい!

 展示場所は三池港に近い「三池炭鉱三川抗跡」の予定。しかし、現在の保管場所から展示予定地に移そうにも、運搬費用や展示施設の建設費用だけでも相当な高額になってしまいます。そのためにクラウドファンディングやふるさと納税で資金を集めることにしたのだとか。


画像 世界遺産登録記念にアレンジされた硬券切符。現地に行けばちゃんと入鋏もしてくれるそうです

画像 限定ネームプレート。レトロな感じがして、とても良いですね

 投資のお礼の品は2つ。1万円以上の寄附で、展示予定の単行電車に乗り込んで写真を撮影できる硬券切符がもらえ、5万円以上で枕木にネームプレートを設置してもらうことができます。応援したくなった方はぜひ募集ページからどうぞ!


(大里ミチル)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る