完結から12年 SF漫画の傑作「BLAME!」の劇場アニメ化が決定 タイトルは「BLAME! 端末遺構都市」
アニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」に出てきた時と同じタイトルに。
2003年に完結したSFアクション漫画「BLAME!」の劇場アニメ化が決定しました。タイトルは「BLAME! 端末遺構都市」。製作には作者の弐瓶勉さんが全面協力し、アニメーション制作は「シドニアの騎士」も手掛けたポリゴン・ピクチュアズが務めます。キャストやスタッフ、公開時期は未定で、決定後に随時発表される予定です。
「BLAME!」は1997年〜2003年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載。テレビアニメ化もした「シドニアの騎士」の作者である弐瓶さんの初連載作品です。年代も場所も不明な超未来にある巨大階層都市を、探索者の霧亥(キリイ)が「ネット端末遺伝子」を求めて放浪する物語。セリフが極端に少ない分、全てを貫通する銃「重力子放射線射出装置」の戦闘シーン、何フロアと続く階層都市など、コマで広々と描かれる画が読み手をSF世界に誘う名作です。
今年8月には、アニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」の第8話の短い劇中劇としてアニメ化され話題になりました。その際もタイトルは「BLAME! 端末遺構都市」で、劇場アニメ化は決まっていませんでしたが、これを機に正式に制作する流れが始まったといいます。
「シドニアの騎士」はもともと、「東亜重工」や「奇居子(がうな)」など「BLAME!」内の存在がスターシステムのように登場しており、今回の劇場アニメはシドニアファン含めて注目度の高い作品となりそうです。劇場アニメ化は11月20日発売「シドニアの騎士」第15巻(完結)の帯や、アニメ「シドニアの騎士」の公式サイトでも発表。弐瓶勉さんもTwitter(@tsutomu_nihei)で告知しています。
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