回転寿司だけじゃなく、ラーメンもレーンを走ってくる時代に! ラーメンチェーン店「すごい!煮干ラーメン 凪」が大宮店をリニューアルし、注文と配膳を自動化したシステム「空飛ぶラーメン屋台」を導入しました。12月19・20日にプレオープン、23日から正式に24時間営業でオープンします。
「空飛ぶラーメン屋台」では厨房から客席までのびた直接レーンを使ってラーメンをお客さんへ届けます。お客さんは食券を購入後、各カウンター席に設けられたタブレット端末に食券のQRコードを提示。「麺の固さ」「油の量」など好みの味を選んで注文します。
しばらくするとカウンター前の直線レーンをラーメンが自動トレイに乗ってするるる……と滑ってきて、目の前で停止。ラーメンを取ると自動トレイは厨房へと戻っていきます。最近の回転寿司屋で見かける、寿司を厨房から直線レーンに乗せて運ぶシステムと似た仕組みです(関連記事)。直線レーンは上下2段で、スピード調整によってラーメンはスープがあふれることなく厨房から最速で運ばれてきます。
リニューアル店舗では、同システム含め店内のエンターテイメント化に力を入れました。客席の間を雲の形のパーテーションで区切るなど、内装は空をイメージしたデザインに。タブレット端末でも、注文完了時にトッピングが当たるゲームに参加できたり、スープの特徴などの動画が流れたりと楽しい仕掛けが施されています。こうした空間で、目線の上にある上段レーンをラーメンが自動で進んでいると、ラーメンが空を飛んでいるように見えるかも。
総工費は5000万円。プレオープンの19日・20日は11〜19時営業で、JR大宮駅中央広場でもラーメンの無料券がもらえるゲームイベントも開催します。正式オープンの23日11時からは24時間営業です。
(黒木貴啓)
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