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特典カードが目当て? 劇場版「遊☆戯☆王」の前売り券が東映史上最高記録となるも、一部チケットはオークションに

特典の重要性を感じる昨今。

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 「遊☆戯☆王」の20周年記念で制作され、2016年4月23日公開される劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」に人気が集中している。12月12日に全国130の劇場窓口で前売り券の販売がスタートすると、ファンが劇場へ殺到。ムビチケだけでも5万枚以上が売れ、土日2日間での販売枚数は、東映史上最高記録となる約8万8000枚超を記録した。

劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」
劇場版「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」

 なぜこのような売り上げとなったのか。その背景には、前売り特典となっている限定カードの存在が大きい。前売り券を買うと、主人公・武藤遊戯のライバルである海馬瀬人が使う「青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)」の進化版で、今回の映画のオリジナルカードである「青眼の亜白龍(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)」が手に入るのだ。

特典の「青眼の亜白龍」
今後も別の特典カードが用意されている

 限定カードは全国20万枚と、決して少なくない数が用意されているようだが、既に多くのカードが流通しているらしく、「前売り特典の『青眼の亜白龍』買い取ります」と宣伝するショップも現れている。またオークションサイトでは、カードだけでなく、映画チケットが複数枚セットで売られている光景も見られる。

 特典によって多くの人が映画のチケットを購入したことは、今回の販売枚数が東映記録となったことからも事実だ。しかしその一方で、カードだけでなくチケットも転売されている状況は劇場にとって喜ばしい出来事とは言えないだろう。公開当日、劇場内がチケットの売れ行きに比例したにぎわいを見せれば良いのだが。


前売り券だけで12枚出品している人も

(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/2016


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