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「沈まぬ太陽」上川隆也さん主演で連続ドラマ化、WOWOWで2016年春放送

テレビドラマ化は不可能とされてきた山崎作品きっての傑作がついに。共演は渡部篤郎さん。

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 山崎豊子さんのベストセラー長編小説「沈まぬ太陽」が、2016年春にWOWOWで連続ドラマ化されることが発表されました。主人公・恩地元には上川隆也さん、ライバルの行天四郎役には渡部篤郎さんと、実力派俳優そろい踏みです。

上川隆也さん渡部篤郎さん 「虚心坦懐、臨みたい」と話す上川さん(左)と、「大変光栄なこと」と話す渡部さん

 主人公を演じる上川さんにとっては、自身の出世作となった「大地の子」以来21年ぶりの山崎作品。上川さんは「自らも50代に入り、一つの大きな節目を迎えたこの時に、山崎先生の作品に携わる機会を得られた事に、なんとも申し上げようもない御縁を感じます」とコメント。一方、渡部さんも「多くの原作ファンに納得して頂けるよう、楽しんで頂けるよう、心をこめて演じさせていただきます」とコメントしています。

「沈まぬ太陽」
山崎作品きっての傑作、奇跡のドラマ化(画像は番組公式サイトより)

 累計発行部数は700万部を超え、故・山崎豊子さんの最高傑作との呼び声も高い同作は、未曽有の大惨事となったジャンボ機墜落事故を中心に、巨大航空会社に籍を置く人々の人間模様を赤裸々に描いた社会派小説。2009年には渡辺謙さん主演で映画化され、日本アカデミー作品賞を獲得するなど話題になりましたが、壮大な物語や特定企業をモチーフにしていることなどからテレビドラマ化は不可能とされてきました。

沈まぬ太陽沈まぬ太陽沈まぬ太陽 原作は3部構成の長編

 WOWOW開局25周年記念作品と銘打たれた本ドラマでは、アフリカ、中東での海外ロケを敢行。脚本には前川洋一さん、監督には鈴木浩介さんと、「マークスの山」や「下町ロケット」を手がけたコンビを起用し、同局最長となる2部構成全20話に及ぶ大きな枠での放送となります。

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