第87回「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」全8部門が発表されました。この賞は、国内の地上波連続ドラマのNO.1を部門別に選ぶもので、読者と5人の審査員、そして15人のテレビ記者の投票によって決定されています。
最優秀作品賞は「下町ロケット」(TBS系)で、審査員票1位、テレビ記者票1位、読者票5位という結果に。選者からは、「日本人男性がドラマに求めるものが集約された作品」「庶民の逆襲という池井戸パターンは健在で、ワクワク感があった」といった声が上がりました。
主演男優賞も「下町ロケット」の阿部寛さん。審査員票1位、テレビ記者票1位、読者票2位と盤石の高評価。選者からは、「画面から伝わる熱量がとにかくすごかった」「社員を引っ張る熱血社長ながら少しお茶目な姿が、視聴者を引き付けた」と高い評価を与えています。
そうなると、気になる主演女優賞ですが、こちらは「5→9〜私に恋したお坊さん〜」(フジ系)の石原さとみさんに。審査員票3位、テレビ記者票1位、読者票1位です。選者からは「さわやかさ全開、抜群のかわいらしさ」「英語の発音も良かった。月9らしい、性格も見た目もすてきな同世代の女性は憧れるような主人公だった」という声があり、女性視聴者からの支持もうかがえます。
以下、助演男優賞は「下町ロケット」の吉川晃司さん、助演女優賞は「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(フジ系)の菜々緒さん、ドラマソング賞は「5→9〜私に恋したお坊さん〜」の「クリスマスソング」(back number)、脚本賞は「下町ロケット」の八津弘幸さん、監督賞は「下町ロケット」の福澤克雄さん、棚澤孝義さん、田中健太さんという結果に。
「下町ロケット」の存在感が際立った今回の「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」。第86回でも、池井戸さんの原作をコメディータッチでドラマ化した「民王」が、作品賞、助演男優賞、脚本賞、監督賞の4部門を受賞しており、池井戸作品への評価の高さがみられます。
受賞者へのインタビューや動画メッセージ、各部門の順位詳細などは、2月3日に同賞公式ページで公開予定。同日発売の「週刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)6号でも紹介されます。
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