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選ばれたのは「魔性のベビーフェイス」 ミスiD 2016グランプリは上智大学の保紫萌香さんに

準グランプリは元HKT48メンバーの菅本裕子(ゆうこす)さん。

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 講談社主催のアイドルオーディション「ミスiD(アイドル)2016」のグランプリが、1月17日に発表されました。全国から集まった約4000人の応募者のなかから、グランプリに保紫萌香さん、準グランプリに菅本裕子さんが選ばれました。


ミスiD 2016
「透明で危ういのに絶対的存在感」と大森靖子さんに評された、保紫萌香さんがグランプリ(「ミスiD 2016」公式サイトより)



 個性派ぞろいのアイドルオーディションを勝ち抜いた保紫萌香さん。「保紫萌香が好きなのか嫌いなのか、認めるのか認めないのか、ずーっと考えてましたが、完敗です。好き」(岸田メル)、「言動や行動に好き嫌いが分かれる部分もあるにはあるんですけど、そんなところがミスiDっぽくてすごくいい」(吉田豪)という審査員コメントからも分かるように、彼女の魅力をひとことでまとめることは難しそうです。


制服姿でヴィヨンの詩を朗読する、保紫萌香さん

 自己紹介動画では、映画「ヒミズ」のワンシーンのように制服姿でヴィヨンの詩を朗読した保紫さん。「女優を目指していた」ということもあり、なぜか引き込まれてしまう不思議な引力を感じます。そんな底が見えない可能性を感じるくせのある魅力が、ミスiD審査員のお眼鏡にかなったのかもしれません。


ミスiD 2016
「恐るべきモテスペックのプロフェッショナルアイドル」菅本裕子さんが準グランプリ(「ミスiD 2016」公式サイトより)


 準グランプリに選ばれたのは、ゆうこすの愛称で知られる元HKT48メンバーの菅本裕子さん。「一周回って同性も魅力を感じる『ネオぶりっ子』の逸材」(青山裕企)とコメントされるように、保紫さんとは違う路線のガーリーな魅力が光りました。

 2012年8月にグループを辞退してからも芸能活動を続け、今回見事にスポットライトを浴びることができた菅本さん。波乱万丈な人生を歩んできた彼女がミスiD準グランプリに選ばれたのは、「これぞアイドル」といったかわいらしさと強かさがあったからかもしれません。

 長い選考期間を勝ち抜いてミスiD2016のグランプリ、準グランプリにそれぞれ選ばれた保紫さんと菅本さん。新しい時代にふさわしい個性的な2人の活躍に、今後も期待できそうです。


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