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約1万5000件の応募から選ばれた最終候補4作品が、4月8日に発表された五輪エンブレム(関連記事)。お笑い芸人のキングコング・西野さんが、その膨大な落選作品の中から優秀なものを見つけ出す「負けエンブレム展」を開催することを発表しました。
以前から、西野さんはTwitterやブログで五輪エンブレムについて言及しており、実際の応募はしていないものの、自分でエンブレム案の制作も行っています(関連記事)。そんな同氏が「負けエンブレム展」を開催した理由は、発表された最終候補4作品がいずれも「悪くもないが、良くもなくて、超ツマンナイ」ものだったため。そもそも五輪エンブレムには「細かすぎる規定や利用前提」があり、近年は無難なものばかりになっているとしています。
また、盗作疑惑をきっかけに批判が集まり、佐野研二郎氏による作品が使用中止になったことで、プロのデザイナーがほとんど応募しない「素人大会」になっていたのではないか、という懸念も。作品の選考過程が「あまりにもブラックボックス」で、内情が分からなかったことにも不満を抱いているようです。
「負けエンブレム展」では、五輪エンブレムの一般公募で落選した作品のみを募集。結果発表は、最終審査により五輪エンブレムの正式決定が行われる25日にブログ上で行うそうです。優秀作品の判定は西野さんが実施。一般公募でどのような作品が集まっていたのかを明らかにすることに加え、ブログで取り上げることで才能あるクリエイターを広く知らしめる狙いもあるとのこと。
(マッハ・キショ松)
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