6月3日までの2週間限定で上映中のアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」。全国15館の劇場に絞って上映されている同作の大ヒット御礼舞台あいさつが5月28日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、ガルマ・ザビ役の柿原徹也さん、セイラ・マス役の潘めぐみさんがファンの前に登場しました。
池田さんは冒頭、「やっとシャアになれました」とあいさつ。本名のキャスバル・レム・ダイクンから「THE ORIGIN II」ではザビ家の目を逃れるためエドワウ・マスを名乗り、今作でようやくシャア・アズナブルを名乗れたことに、「久しぶりに良い酒を飲めています」とコメントしました。
「最後の場面の『赤いな、実にいい色だ』というせりふとともにシャアがどんどん赤に染まっていくんだな」と、早くも先の展開に心弾ませている様子の池田さん。なお、「赤いな〜」のせりふは、原作や脚本にはなく、アフレコ現場で急きょ入れたのだそう。
一方、ガルマ役の柿原徹也さん。「知り合いから、『え? ガルマお前がやるの?』という声をいただき、いろいろな人から期待されている作品なんだと実感しています」と公開から1週間たった心境を告白。
「機動戦士ガンダムUC」では(池田さん演じる)フル・フロンタルにつきまとうアンジェロ・ザウパー役だった柿原さん。今作での共演については、「今回のガルマはシャアと同級生ですから。その辺りの関係性をうまく出すようにしたんですが、(池田さんから)違うオーラを感じざるを得ない中でやっていました」と語りました。
また、セイラ・マス役の潘めぐみさんは「今回はお兄さん(シャア)と一緒の場面はなくて、兄さんが死んだとの知らせを受けて墓標の前にいただけなんですけれど、ひょっとしたら兄さんは生きているんじゃないかという気持ちを抱きながら芝居をしていました。兄をガルマさんに取られちゃったようで寂しいです」とセイラの複雑な心境を代弁するように語りました。
同作は、安彦良和さんによる同名のマンガを原作とし、安彦さん総監督の下、「シャア・セイラ編」を映像化した4部作の第3話。第4話「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」も2016年秋に公開を控えているほか、シャアが「赤い彗星」の通り名で呼ばれることになったルウム戦役に至る流れを描く「ルウム編」の製作も発表されています。
(ADAKEN)
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