全国公開中の映画「HK/変態仮面 アブノーマルクライシス」(以下、「アブノーマル・クライシス」)。5月27日より台湾でも公開となり、変態仮面こと色丞狂介を演じる鈴木亮平さんがキャンペーンのため、27日から29日にかけて同地を訪れました。
前作「HK/変態仮面」は現地の映画祭で上映されチケットが即完売するほどの人気ぶりで、「アブノーマル・クライシス」は日本映画としては最大級の52館で公開。鈴木さんは記者会見や舞台あいさつにとどまらず、偶然見つけたアドトラックの前でゲリラ的に撮影会を実施するなど、かなりアグレッシブな内容の3日間を過ごしました。
5月27日:熱烈歓迎! 変態仮面!!
鈴木さんが台湾・桃園空港に到着したのは27日22時ごろ。遅い時間にもかかわらず、待ち受けていた50人ほどのファンからは一斉に歓声があがったそう。鈴木さんは台湾キャンペーンに向け「日本のHERO、変態仮面を台湾に広げるために頑張ります!」と意気込みました。
5月28日:アドトラック前でゲリラ撮影会!?
28日は現地メディアの取材からスタート。その後は昼食の予定だったのですが、移動中にとある出来事が。“台北の原宿”とも呼ばれる西門町にて偶然「アブノーマル・クライシス」のアドトラックを見つけた鈴木さん。すると、自ら走ってアドトラックを停めてもらい、その前でポーズを決めゲリラ的に撮影会を敢行しました。なんというサービス精神。
その後は、メディア20社(テレビ8社、ウェブ5社、新聞4社、雑誌3社)が駆けつけた会場で記者会見。台湾の印象を聞かれた鈴木さんは「人が温かい、そして文化に寛容な国だなと感じています。先ほど見たアドトラックがお尻丸出しのビジュアルで、これを街中で走らせる。日本でもそこまではさすがにできなかった」と回答。
他にも今回の訪台で行きたい場所・食べたいものや、アメコミヒーローで勝てるキャラクターは? などの質問に答え、「今回こんなに大きな記者会見ができたので、ものすごくうれしいです。台湾は来るたびに優しく迎えてくれるし、応援してくれるので、またぜひ戻ってきたいと思います。できれば“HK3”で。今作品はパワーアップしているし、ただ笑うだけではなくかっこいい。変態だけどかっこいいので、皆さんぜひ見に来てもらって、変態仮面がアジアを代表するヒーローになっていければと思っています。ありがとうございました」と締めのあいさつをしました。
続いて舞台あいさつのため、映画館「新光影城SKCINEMA」へと向かう鈴木さん。到着すると、上映を待つ360人ほどのファンが既に待機。舞台あいさつで鈴木さんは「前作は、台湾はもちろん香港、シンガポールなどアジアの各国でのヒットを受けて続編を作ることができ、皆さんにまた見ていただくことができました。国も言葉も超えてこの変態ヒーローを愛していただいて本当にうれしいです」とコメントし、ファンとの交流を楽しみました。
5月29日:柳楽さんに押し付けるのは正直うれしかった
キャンペーン最終日となる29日も現地メディアの取材からスタート。その後、映画館「SHOWTIME CINEMA」へと移動し、2度目の舞台あいさつ。
自己紹介と作品名を現地語で披露。その後の質疑応答であがった「次の作品が引退前の最後の作品になるとしたらどんな役がよいですか?」という質問には「“HK3”です!」と回答しました。
また、「アブノーマル・クライシス」では共演の柳楽優弥さんに対して“おいなりさん”を押し付けるシーンが多く、撮影でそのシーンがある日はまず柳楽さんに謝っていたそうですが、実のところ、「主演男優賞を獲るような俳優に“おいなりさん”を押し付けるなんてうれしかったです」と告白し、会場の笑いを誘いました。
舞台あいさつ終了後は超高層タワー「台北101」近辺でも前日と同様のアドトラックを発見し、台湾のシンボルタワーでもある101前で再び変態仮面をアピール。ちなみに台湾全土で、115台もの変態仮面のラッピングバスが走っているそう。115人の変態仮面か……。
帰りの松山空港では100人ほどのファンが花道を作って待機。その花道を通り搭乗ゲートへ向かい、変態仮面による台湾キャンペーンは無事終了したのでした。
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まぁ、変態仮面だから合ってるっちゃ合ってる。