ストリーミング配信大手のNetflixは、漫画「デスノート」を原作とするオリジナル映画の制作を発表、すでにクランクインしていることを明かしました。2017年にNetflixで全世界配信予定です。
監督は、「ザ・ゲスト」「サプライズ」などの作品で知られるアダム・ウィンガード。主要キャストも発表され、夜神月に当たるライト・ターナー役には「きっと、星のせいじゃない」などに出演しているナット・ウルフ、L役に「ストレイト・アウタ・コンプトン」でスヌープ・ドッグ役を好演していたキース・スタンフィールド、ミサに当たるミア・サットン役は「The Leftovers/残された世界」のマーガレット・クォーリーです。
海外での「デスノート」映画化の話はこれまで何度も伝えられてきましたが、米ワーナー・ブラザースはこれを断念したもよう。それに変わって手を挙げたNetflix。プロデューサー陣は、映画「LEGO ムービー」でもコンビを組んでいたロイ・リーとダン・リンに加え、桜坂洋さんの「All You Need Is Kill」原作の実写映画を製作したジェイソン・ホッフス、「HEROES/ヒーローズ」のヒロ・ナカムラ役でも知られるマシ・オカ。製作総指揮はミリ・ユーン、ジョナサン・イーリッチ、ジョン・パワーズ・ミドルトン、ブレンダン・ファーガソンを迎えました。
ウィンガード監督は「原作者である大場つぐみさんと小畑健さんのオリジナリティーあふれるストーリーを、全世界に届けられることを楽しみにしています」とコメント。
ロイ・リーとダン・リンは、「『デスノート』の原作漫画ファンのために、この魅力的なストーリーをぜひ映画にしたい、そしてこのダークでミステリアスな傑作を世界に紹介したい、そう願い続けてきまた」とし、目指すストーリーコンセプトである”正義とは何か”という全世界共通のテーマを忠実に描けると自信を見せています。
ロイ・リーとダン・リンはそれぞれ、「ザ・リング」「シャーロック・ホームズ」を手掛けていること、アダム・ウィンガードがサスペンス・ホラーを得意とすることなどを考えると、ストーリーは原作を大事にしつつも、そうした要素が強く押し出されることになるのかもしれません。
Netflixは芥川賞受賞作「火花」を全10話のドラマとして製作、配信するなど、オリジナルコンテンツの製作にかなりのコストを割いて取り組み、高いクオリティーの作品を世に送り出しています。日本では原作の10年後を描いた続編映画「デスノート Light up the NEW world」が10月29日に公開予定ですが、事実上のハリウッド版「デスノート」になる同作の出来にも期待しましょう。
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