今年の夏コミ(C90)でも男性が女性キャラクターのコスプレをする姿が多く見られるなど(関連記事)、“男の娘”流行の波が来ていると感じる昨今。ついに、元祖・男の娘メイド喫茶が常設店として新宿に進出するとのうわさを聞きつけ、プレオープンに突撃してきました。
出迎えてくれたのは3人の男の娘と、雲雀亭グループ創始者でご本尊の紗厘茶餡(さりんちゃあん)。紗厘さんは降臨祭くらいしか変身しないそうで写真は男の娘の3人だけです。
紗厘さんにお話を伺いました
―― 雲雀亭は「元祖・男の娘喫茶」ということですが、雲雀亭の歴史について教えてください。
紗厘 発端は約10年前、普通の女の子のメイド喫茶でキャストが全員休みという事態が起きたんです。急に閉店するわけにもいかず、「それじゃあ」とその場にいた男性スタッフが女装してご主人さまたちをお迎えしたのがきっかけです。
それがウケたので、秋葉原に男の娘メイド喫茶を作りましたが、最初がかなりむごい女装だったことから「ブラクラ(ブラウザクラッシュ)喫茶」と名乗っていました。その後、大きな店舗に引っ越すために約1年で閉店してしまいました。
―― 店舗移動してからはどうなったのでしょう? 秋葉原には既に男の娘カフェ&バーがありますけど、系列店ですか?
紗厘 店舗を拡張してからはいろいろなカテゴリーでの喫茶を開設しました。全て好評だったため、スケジュール的にイベント形式に変えての提供になっていました。
秋葉原にある店舗は系列ではありませんが、雲雀亭出身のキャストが在籍しています。そちらとの大きな違いは、分かりやすく言えば「工事済みかどうか」です。うちのキャストは工事やホルモン注射もしていない、純正男子の男の娘。
カオスの神が「やれ」とささやいた
―― 新宿で再び常設店をオープンすることにしたのはなぜ?
紗厘 カオスの神が「やれ」とささやいたんです。というのは半分冗談で、男の娘の時代がついに来たな、と。タイミング良く常設店向きの店舗も手に入ったのでノリと勢いで(笑)。
雲雀亭はスタートがカオスなノリだったのでそこはそのままにしつつ、「今の」雲雀亭を作っていきたいですね。時代に合ったものがあると思いますから。
取材に応えてくれたレギュラーの3人も、「自身の店を持ちたい」希望があるといいます。紗厘さんは「それぞれが将来、独立していけるようにと教育機関の立場でもありたい」とし「男の娘の夢を応援したい」と話しています。なお、男の娘リフレ店と紗厘さんの女装が拝める「雲雀亭ご本尊降臨祭」も予定中とのことです。
(藍乃ゆめ)
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誰だと思ってるんだ、ハゲ子だぞ〜。