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スマートフォン用ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ)」が、ガシャ(いわゆる「ガチャ」)の提供割合表記の変更を決定。10月14日15時より、ガシャで出うるアイドル個別の出現率を表示すると、ゲーム内の更新情報で予告されています。
対象となるのは、利用に課金アイテムが必要となる「プラチナオーディションガシャ」。現状ではレア度別の提供割合(SSR1.5%、SR10%、R88.5%など)のみが表示されていますが、今後はより詳細になり、アイドル別の提供割合が表示されます(現状でもレア度別確率表記がないガシャについては対象外)。なお、10連ガシャの場合はSレア以上のアイドルが確定で1人出るため、その確定枠については、各アイドルの出現率が変わってくるとのこと。
ガチャの出現率については、9月に内閣府が適正な表記をするようゲーム業界へ意見していました(関連記事)。今回の「デレステ」の施策は、その意向に応えたものともとれます。実際にどのような形になるかはまだ分かりませんが、人気タイトルが表記の変更に踏み切ったことは、業界としては大きな前進といえるでしょう。
ちなみに、出現率の個別表記は「グランブルーファンタジー」が3月に開始していますが、最もレアなキャラクターの出現率が0.007%の低確率と判明し、驚きの声が挙がりました(関連記事)。「デレステ」の場合、現状のガシャで表記されているSSレアアイドルの提供割合は1.5%で、その枠に含まれるアイドルは40人。単純計算で頭割りすると1人あたりの出現率は0.0375%となりますが、実際はどうなるか……?
(沓澤真二)
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