advertisement
2009年に34歳の若さで亡くなったSF作家・伊藤計劃(いとう・けいかく)さん原作のアニメ映画「虐殺器官」が、2017年2月3日に劇場公開されることが明らかとなりました。あわせて「Project Itoh」の公式サイトもリニューアルし、キャラクター原案・redjuiceさんによる描き下ろし新ビジュアルも解禁。
「虐殺器官」新特報映
原作は伊藤さんの処女作。戦争やテロが激化した世界を舞台に、各地で紛争が起こる前に現れるという“虐殺の王”ことジョン・ポールを追うアメリカ情報軍所属のクラヴィス・シェパードを中心に物語は進行します。
10月31日に開催された「第29回 東京国際映画祭(TIFF)」のアニメーション特別企画「TIFFアニ!!」では、同作のステージイベントも開催されました。イベントでは出演声優によるトークショーや映画本編冒頭約15分の上映が行われ、映像を見た参加者からは「やばい」「クオリティ高すぎ」「原作に忠実」「リアリティとか生々しさがすごい」といった感想が数多く上がっています。
同作の制作が発表されたのは2014年8月。当初は2015年の公開を予定していましたが、アニメ制作会社・マングローブが2015年10月に経営破綻し制作は中断(関連記事)。その後、フジテレビ系の深夜アニメ放送枠「ノイタミナ」のプロデューサー・山本幸治さんが新スタジオ「ジェノスタジオ」を設立し、メインスタッフを引き継いで制作が継続されました(関連記事)。
「虐殺器官」は「屍者の帝国」「ハーモニー」に続くアニメ映画化作品で、伊藤さんの作品をアニメ化して世に残す「Project Itoh」の最終作品と発表されています。
(C)Project Itoh / GENOCIDAL ORGAN
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- マングローブの経営破綻で制作中断になっていた映画「虐殺器官」、新スタジオでの制作継続が決定!
メインスタッフはちゃんと続投です! - アニメ制作会社マングローブ、自己破産申請へ 「サムライチャンプルー」「ハヤテのごとく!」など制作
最近では劇場版アニメ「虐殺器官」を手掛けている。 - サクラ大戦20周年を記念して「サクラ大戦 活動写真」の極上爆音上映決定
立川シネマに浪漫の嵐! - 「映画プリキュアドリームスターズ!」が2017年3月に公開 「オールスターズじゃない、まったく新しい物語」
選抜? - わふー! 「クロノア」の長編アニメ映画化が発表
まさかの。