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フリーのイラスト素材サイト「いらすとや」が、ここ数日連続で強烈なイラストを投稿しています。封印を発表した時事ネタ(関連記事)ではなく純粋に扱っている題材やテーマが突き抜けており、その独特なセンスをあらためて見せつけてくれました。
まず、ここ数日で特に「キテる」と話題になったのが、「便所飯」のイラストです。「便所飯」とは、友達のいない学生などが居場所を見つけられずトイレの個室で弁当を食べることを表す俗称。しかし、こんな悲しい題材も、いらすとやの手に掛かればあら不思議。悲壮感のない、爽やかささえ感じさせる1枚になりました。
楽しそうな顔で「便所飯」をするイラストからは、充実感さえ漂います。まあ、それが逆に狂気を感じさせるのですが。うれしそうに便所で飯を食わないでくれ……。下に表示されている「関連イラスト」が「集まってお弁当を食べる人たちのイラスト」なのも悲しみを誘います。
続いて話題になったのが、男性同士、女性同士の「片思い」のイラスト。セクシャルマイノリティへの理解が進みつつある昨今、当然こういうケースだってありますよね。
他にも、
- 「SF映画などに登場する水槽の中で生き続ける意識を持った脳みそのイラスト」
- 「ドイツの詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの作品『ナゾベーム』に登場する鼻行類と呼ばれる架空の生物のイラスト」
- 「哲学書『論理哲学論考』の著者でオーストリアの哲学者、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの似顔絵イラスト」
など強烈なインパクトの作品が多数。どれもつい最近公開されたイラストであり、ここ数日のラインアップの特濃ぶりがお分かりいただけるかと思います。
ただし、ほとんどの作品のタグに「リクエスト」がついており、いらすとやさんが自主的に描いたものではないもよう。同時に、「便所飯」のイラストに「リクエスト」タグが付いていないあたり、なんとも言えない気持ちになりました。
11月7日18時追記
内容とタイトルを一部修正しました。
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急にどうしたんですか。