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H.I.S.とANAホールディングス、そして宇宙機開発を行っているPDエアロスペースの3社は12月1日、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向け資本提携したことを発表しました。
3社は民間主導での有人宇宙機開発を行うことに合意。今後はANAホールディングスが宇宙機のオペレーションをサポート、H.I.S.が宇宙旅行・宇宙輸送サービスの販売を担うとしています。目標は2023年12月に「商用運行開始」ということで、海外旅行気分で気軽に宇宙に行けるようになる未来が7年後には実現しているかもしれません。
PDエアロスペースは現在、スペースシャトルのようにコストのかかる使い捨ての燃料タンクを使用しない、航空機のように帰還・着陸ができる宇宙機を開発中。世界初だというジェットエンジンとロケットエンジンを切り替え可能な次世代エンジン技術を使い、低コストで利便性の高い宇宙輸送を目指します。
開発スケジュールは、2017年より新型エンジンの検証を実施。2018年10月には無人で100キロメートル到達し、その2年後に有人による100キロメートル到達を予定しています。
また将来的には宇宙ホテルへの輸送や、ロケットの空中発射により衛星を投入して宇宙太陽光発電などの展開も目標としてあり、同社は「有人宇宙機の開発を通じて、宇宙という未知で広大な領域が多くの人にとって、より身近な存在になるよう事業展開してまいります」としています。
(宮原れい)
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