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キリンが絶滅危惧種に 30年間で40%の個体数が減少

近年発見された新種の鳥類も、11%に絶滅のおそれがあるとのこと。

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 IUCN(国際自然保護連合)が、絶滅のおそれのある種をまとめた「レッドリスト」の更新を発表。キリン属全体が絶滅危惧種に指定されたことが分かりました。


キリン 全体が絶滅危惧種となったキリン(画像はIUCNの発表より)

 キリンにはアミメキリンやマサイキリンなど9の亜種が存在し、うち1種は安定、3種は増加傾向が見られるものの、残り5種は減少の一途。1985年には15〜16万頭確認されていた個体数は、2015年には10万頭を割り込み、30年間で約40%が減少したことになります。原因は産業の拡大による生息地の喪失や、違法狩猟とされています。

 今回の更新では、近年発見された鳥類742種が新たに候補として認識。しかしその11%は既に絶滅のおそれありと記載されることになってしまいました。


ムクドリモドキ モントセラートムクドリモドキのように、「絶滅寸前」から「危急」へ回復した種も(画像はIUCNの発表より)

 大麦やオーツ麦など、233種の野生作物もレッドリストに追加されました。これらは新規の作物種を生み出すうえで重要な遺伝物質の源であり、その重要性が注視されています。


カラス麦 評価対象の1つであるカラス麦(画像はIUCNの発表より)


(沓澤真二)


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