窃盗犯のモザイク写真公開で物議のメガネ店、犯人逮捕を受け写真取り下げ “私刑”批判にサイト上で経緯説明
「返却しないと顔写真を拡散する」「絶対に逃がさない」など強い口調で警告していました。
顔にモザイクをかけた窃盗犯の写真をサイト上に公開していたメガネ店・めがねおーが、サイト上から写真を取り下げました。現在「皆様へ」と題するメッセージに差し替えられています。
めがねおーは、2月4日に御徒町店で21万円分のメガネが盗まれたことを受け、「返却しないと顔写真を拡散する」「絶対に逃がさない」など犯人に呼びかけるとともに、防犯カメラで撮影されたモザイク付きの犯人画像をサイト上に公開。3月1日までに警察への出頭、返却、弁償などがない場合「モザイクを外してネット上に拡散する」と警告していました。
差し替えられたメッセージの中でめがねおーは、写真の公開について「犯人へ制裁を加えることを意図したものでは決してありません」と釈明。法的な問題を考慮しながら、「当社のような零細企業では、極めて甚大な被害」「被害額相当の利益を上げるために従業員達がどれだけ汗水を流して働かなければならないかを考えると胸が締め付けられる思いでした」として写真公開に踏み切った背景を説明しています。
また、商品を次々と手にとって立ち去る場面が証拠として確保できていたことや、知人の買取店にメガネを売りに来ていたことなどから、「証拠上確実な根拠に基づいて当該被疑者が犯人であると確証しておりました。決して薄い根拠で今回の対応を行った訳ではありません」と犯人を断定した根拠も説明しています。
顔写真の公開についてネット上では「転売目的だから当然」「(店舗側を)断固支持する」といった賛同意見がある一方、「法治国家である限り、自力救済と私刑は絶対に許されない」「犯人だけをきちんと裁くにはやはり警察の方の協力が必須」など、店舗側の対応に疑問を持つ声も多くあがっていました。
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「迷惑」ならまだ分かるとしつつも、「みっともない」という主観的な表現が使われていることに対し、意見が割れています。