連載打ち切りが決定した漫画「ガタガール」の作者・小原ヨシツグさんが、連載継続の嘆願をTwitterに投稿したことから始まった連載復活運動(通称『ガタガール保全運動』)が、電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」のコミック担当者も巻き込みつつ、アツい展開を見せています。
「干潟」をテーマにした同作品は、講談社の漫画誌「月刊少年シリウス」で2016年5月号から連載。湿地帯の生物であふれる干潟の話題になるとテンションが上がる「ガタガール(干潟系女子)」な中学生ヒロインのウザカワイさが人気を集めていましたが、2017年4月号で惜しくも連載終了しました。
連載打ち切りとコミックス第2巻が発売できないことを知った作者の小原さんは、自ら連載継続の嘆願をツイート。ヒロイン・七瀬汐の存在が抹消されると訴えるツイートは、漫画ファンだけでなくマニアックな生物好きにも支持され、“絶滅危惧種”とみなされた同作品を守ろうと「ガタガール保全運動」が自然発生します。
その結果、当初150程度だったTwitterフォロワー数は1500まで増加。Amazonランキングで3万位程度だったコミックス第1巻も一時的に165位、講談社カテゴリーで9位まで上昇しました。連載自体は予定通り2017年4月号で終了しましたが、コミックス第2巻については運動の成果もあり無事刊行決定します。
さらに、電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」のコミック担当者が同作品のファンだったこともあり、電子書店として何とか協力できないかと講談社に直訴。その結果、「月刊少年シリウス」編集長から「BOOK☆WALKERのキャンペーンツイートが1万リツイートに到達したら、シリウス本誌に『ガタガール』の特別編を復活掲載する」という約束を取り付けました。なんだこのアツい展開。
4月7日から4月20日の日程で行われる「ガタガール」復活をかけたリツイートキャンペーンに参加するには、こちらのキャンペーンツイートをリツイートします。なお、このキャンペーン期間中、「ガタガール」第1巻が99円で販売される他、第2巻購入で、作者描き下ろしデジタルメッセージペーパーがプレゼントされます。
(五月アメボシ)
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