ニコニコ生放送は、2016年11月に開始した「新配信(β)」(関連記事)にて、ユーザー番組の配信ビットレートを従来の1Mbpsから2Mbpsにしたことを発表しました。
PCからの配信専用なのは変わらず、最大放送枠は現在のところ400番組まで(2月22日時点より200減枠)。この枠数は随時拡大するとしています。
視聴者側のビットレートはユーザーの会員状態と視聴形態によって異なり、PCの場合は通常時2Mbpsで、エコノミータイム(17時〜3時)ではプレミアム会員で2Mbps、一般会員で1Mbps。スマホの場合は通常1Mbpsで、エコノミータイムではプレミアム会員で1Mbps、一般会員で384kbpsとなります(※数値は最大値)。
またタイムシフト時の視聴ビットレートはこれまで通りで、高画質とはならないとのこと。
その他、“座席数の上限なし”や“30分放送中の30分延長無料”などはそのまま。またニコニコ生放送の公式配信ツール「Niconico Live Encoder」を利用時は自動的に2Mbpsで配信されますが、その他外部ツールを利用する場合は手動で2Mbpsに設定する必要があります。
ニコニコインフォによると、新配信(β)を利用してより良い画質で配信するための設定は「ビットレート:映像・音声を合わせて最大2Mbps」「映像解像度:800×450」「映像フレームレート:最大30fps」。
競合配信サイトと比較して遅れていると言わざるを得ない部分を、新配信(β)の提供開始から追い付こうと更新を急ぐ印象を受けるニコニコ生放送。有料会員限定という制限もある中でよりユーザーを獲得・維持できるか、今回の対応への評価にも注目が集まりそうです。
(宮原れい)
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