「キングスマン」続編の公式Twitterが「人は見た目が100パーセント」 ファンからツッコミ続出
前作のテーマ「マナーが紳士を作る」に反したツイート。「第1作目見てるの?」と疑問の声が。
5月18日に日本での公開が発表された、「キングスマン」の続編となる映画「キングスマン:ゴールデン・サークル」。これに伴い日本版の公式Twitterアカウント・@kingsmanjpが新たに立ち上げられたのですが、そのツイートの内容に「キングスマン」ファンから「担当者は第1作目をちゃんと見ているの?」とツッコミが寄せられています。
特に疑問の声が寄せられているのは、「マナーが、紳士を作る 紳士たるもの、スーツは欠かせないアイテムです」というツイートにハッシュタグ「#人は見た目が100パーセント」が付けられていたこと。画像として主人公エグジーのスーツ姿も添えてあります。
これに「1を観てたらこんなタグ付けない」「『人は生まれでも育ちでも外見でもなく、礼節によってのみ紳士たりえる』と説いた1作目の教訓を無視して『人は見た目が100%』と言い切る日本版公式アカウント… マジで1作目見てないんじゃないか…」といった意見が続出。
前作「キングスマン」では、英国社会の労働者階級で無職の不良少年として暮らしていたエグジーが、高級テイラーを装ったスパイ機関「キングスマン」の新人候補として鍛え上げられていく成長物語が描かれました。そこで教育係のハリーから繰り返し贈られる言葉が、「マナーが紳士を作る」。人は出自に関係なく礼節を守ることによって紳士となっていく……という、同作最大のテーマとなっていました。
しかしツイートに付けてあった「#人は見た目が100パーセント」は、いや結局は見た目=生まれもっての才能でしょ、と言わんばかりに第1作目のテーマと相反するもの。
「これは #人は見た目が100パーセント という考えの人に向けて『待ってくれ。キングスマンを観ればそうじゃないと気付くはずだよ。』というメッセージを送っているツイートなのでは?」「説明不足だと思います」「そういうドラマのタイトルに乗っかったっていうのは分かるけどキングスマン2公式垢の中の人ちょっと軽率だな…」と、ハッシュタグの意図についてさまざまな意見が寄せられています。
ちなみに日本での配給は前作がKADOKAWAで、今作が20世紀FOX。これまで「キングスマン」の公式情報は@kingsman_jpが発信していましたが、配給とともにその役目も新たなアカウント・@kingsmanjpへバトンタッチしました。前回は劇場公開期間が終わっても、出演俳優の誕生日が来るたびに公式画像を使ってお祝いするなど、ファンにとって人気の公式Twitterとなっていました。その分新たな公式に対するハードルも高いものになっている、のかもしれません。
(黒木貴啓)
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