映画「22年目の告白−私が殺人犯です−」の公開初日舞台あいさつが6月10日に行われ、藤原竜也さん、夏帆さん、野村周平さん、石橋杏奈さん、竜星涼さん、早乙女太一さん、仲村トオルさん、入江悠監督が登壇しました。
この日、伊藤英明さんは残念ながら欠席となり、ビデオメッセージが届きました。しかし、「今日はそちらにうかがえませんが、竜也くんが盛り上げてくれると思いますので」と伊藤さんの謝罪が流れると、「ここまで短く……」(藤原さん)、「素晴らしい謝罪会見。びっくりするくらい中身もなく、前の日寝てないんじゃないかぐらいかの勢い」(野村さん)、「映画のプロモーションをサボった罪は大きい」(仲村さん)と、共演者たちから容赦ないツッコミが浴びせられました。許してあげて……。
この日のトークは、作品のネタバレを防止するため、登壇者たちにNGブザーが渡された状態でスタート。「ビー・バップ」や「あぶ刑事」世代で、仲村トオルさんをずっと見ていたという藤原竜也さんは、「トオルさんに撮影中ずっと謝っていたんですよ」とカミングアウト。続けて「まさか尊敬するトオルさんの首を連日早朝から深夜まで……」と、仲村さんの首を絞めるシーンが続いたことを口にすると、ブザーが鳴り響き、「そんな撮影でした」と終わらせる一幕もありました。ネタバレは許されない。
一方、劇中で藤原さんに首を絞められていたという仲村さんは、「『ちょっと休憩させてください』というのを、この仕事を始めてから三十数年一度も言ったことがないんですが、今回首を絞められているときに、『もうちょっとだけ力抜いてくれないか』と言おうかとすごく迷いました。でも、言わなかったです」と告白。すると、藤原さんがすかさず「深夜までそうやっていた翌日の早朝に、『ちょっとだけ、抜いてみたらどう?』って言ってましたよね」と暴露。「言ってないだろ! 俺は言った記憶ない」と仲村さんは認めず、この二人のやりとりに客席からは笑いが起こりました。
また、若手刑事を演じた竜星涼さんは、同作に挑むにあたり眉毛を抜いたというエピソードを披露。「目力がほしいなと思って、眉毛を薄くしてもいいかと入江監督にお願いした」といいます。しかし、入江監督は「それ聞いた記憶がなくて」と全く覚えていない様子。「当日、(眉毛が)あれ、細くなってるなと思って」という監督に竜星さんは「違いますよ!『どう思いますか?』って聞いたら『いいじゃん』って言ってた」と困惑しつつも主張していました。
ネタバレをブザーでけん制しつつもキャスト陣のさまざまな“告白”(?)で盛り上がった舞台あいさつ。最後は、藤原さんが「ここにいるメンバー全員で入江監督のもと作った作品です。これから一人歩きしてもらって、多くの人に見ていただけたら」と締めくくりました。
未解決のまま時効となった連続殺人事件の犯人を名乗り、突如メディアの前に現れた曾根崎(藤原竜也)が、日本全体を新たな事件に巻き込んでいくサスペンス「22年目の告白−私が殺人犯です−」は、現在公開中です。
(田下愛)
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ちなみに藤原さんの役どころは漫画家志望。
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