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ソニーのデジタル一眼カメラ、国際宇宙ステーション(ISS)船外から民生機として世界初の4K撮影成功 高精細映像をYouTubeで配信

機種は35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7S II」。

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 ソニーのデジタル一眼カメラが、国際宇宙ステーション(略称:ISS)船外から民生機として世界初の4K撮影に成功しました。YouTubeにてその映像を視聴することができます。




船外4K撮影 宇宙から見た日本列島の4K動画撮影に成功

 撮影に使用されたのは、35mmフルサイズミラーレス一眼カメラ「α7S II」。35mmフルサイズセンサーを搭載した、高感度かつ低ノイズな設計がなされており、4Kでの動画撮影が可能な機種です。同機種はISS内の日本実験棟「きぼう」へ取りつけられ、日本列島の昼と夜を上空400キロから映し出しました。


船外4K撮影 撮影に使われた「α7S II」


船外4K撮影 国際宇宙ステーション(ISS)と日本実験棟「きぼう」

 動画では、日本列島の峰々の凹凸、そして橋や空港といった建造物の形もはっきりと撮影されています。夜間撮影時のISO感度は51200という高数値。本来ISO感度は数値を高くすればするほど暗い場所でも明るく撮れるようになるのですが、その分ノイズが発生し画質自体は悪くなってしまいます。しかし、α7S IIはその高感度性能により、大阪や名古屋、そして東京といった大都市圏の明かりや色調の違いも鮮明に映し出すことができたとのことです。


船外4K撮影 山々の形も明確に撮影


船外4K撮影 遠く離れた暗闇の中でも街の明かりがはっきり見える

 同機種による地球やその他天体の撮影は、今後も継続されます。


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