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デアデビルとアイアン・フィスト、戦ったらどちらが強いの? 「Marvel ザ・ディフェンダーズ」の配信記念に聞いてみた

フィン・ジョーンズ&チャーリー・コックスにド直球な質問をぶつけてみました。

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 Netflixで8月18日から配信が始まった「Marvel ザ・ディフェンダーズ」。「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」のマーベルヒーローが集結し、ニューヨークを襲う魔の手に立ち向かうクロスオーバー作品となっています。

 今回は、この最強チームから、アイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズとデアデビルを演じるチャーリー・コックスを直撃しました。

フィン・ジョーンズとチャーリー・コックス
アイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズとデアデビルを演じるチャーリー・コックス

デアデビルとアイアン・フィスト、役に共感できるところは?

―― 2人はそれぞれマット・マードック=デアデビル(チャーリー・コックス)とダニー・ランド=アイアン・フィスト(フィン・ジョーンズ)を演じていますが、自身の役に共感できる点、できない点は?

ジョーンズ まず、ダニーは億万長者だけれど、僕はそんなに裕福じゃない(笑)。あと、彼はときどきものすごくナイーブになるけれど、僕は彼ほどではないね。ただ、楽観主義的だったり野心的なところは共通していると思う。あと、運命みたいなものを信じているところもね。

コックス マットとすごく共感するのは、彼のちょっとキレやすいところかな。何かを心から信じているからこそ短気になる一面はよく理解できるし、正しいことをしようとする心にはすごく共感できる。

 ただ、僕自身は他人がどう思うか、何を感じるかに気を遣う方だけど、マットはあまり他人の気持ちを汲まない。大義としての“善”に対する理解は非常に深いけど、街やコミュニティーのために正しいことをするのが何より大切で、他の人の意見を尊重しない。だから、ときに冷酷に映ることがあると思うね。

Marvel ザ・ディフェンダーズ
MarvelとNetflixの共同製作によるオリジナルドラマ「Marvel ザ・ディフェンダーズ」は8月18日から全世界同時オンラインストリーミング

―― 今回、お2人とジェシカ・ジョーンズ(クリステン・リッター)、ルーク・ケイジ(マイク・コルター)を加えた4人のヒーローが出会って戦うわけですが、それぞれ、自身の役がほかの3人に出会ったとき、どう感じたと思いますか?

ジョーンズ ダニーは、もともと人を信頼することがあまりできない男なんだ。彼はアイアン・フィストとして守るべきものがあるからね。ただ、共闘については、自分だけでは戦えないことも認めているんじゃないかな。異国の地で育ち、親を早くに亡くしているので、自分のファミリー、一緒にいられる人をすごく探しているけれど、一方で「また、自分をがっかりさせるのではないか」と心が揺れるところがあるんだ。

コックス マットの場合は、他の3人に対して非常に注意を払っているところがある。それは、自分のためではなく、自分の周りにいる人たちの安全のためにね。

Marvel ザ・ディフェンダーズ

アイアン・フィストとルーク・ケイジの対決は真冬のニューヨーク

―― ヒーローが大好きな日本のファンにとって「Marvel ザ・ディフェンダーズ」の見どころはどんなところ?

ジョーンズ ユタカ・タケウチという素晴らしい日本人の役者が出演しているのが見どころだよ。あと、戦いのスタイルも日本の影響を受けていて、敵の組織の“ヤミノテ”も忍者みたいなところがあるので、面白いと思う。

―― アイアン・フィストとルーク・ケイジが出会って対決する予告編のシーン、とてもエキサイティングでしたが、あのシーンはどんな風に撮影を?

ジョーンズ すごく寒かった! あのシーンは真冬のニューヨークで朝3時の撮影だったんだ。完成したシーンはプレミアで初めて見たんだけれど、あんな風になるとは思っていなくて、あれは編集の妙だね。僕はあのできにすごく満足しているよ。

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「Marvel ザ・ディフェンダーズ」予告編

デアデビルとアイアン・フィスト、戦ったら強いのは……?

Marvel ザ・ディフェンダーズ

―― デアデビルとアイアン・フィストは、コックスさんが「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」で、あるいはジョーンズさんが「ゲーム・オブ・スローンズ」で演じたロラス・タイレルとはまた違いますよね。これまでの役と今回のヒーロー役、どちらが難しい?

ジョーンズ 演じやすいかどうかというよりは、演じる環境がどういうものかというところかな。「アイアン・フィスト」はスケジュール的にきつかったし、肉体的に多くのものを求められたので、とても大きな挑戦だった。とはいえ、キャラクターに命を吹き込む作業そのものは、どちらかがよりやりやすいということはないね。

コックス 僕にとっては、これまでの役よりもやっぱりマット・マードック役の方がより難しいね。彼は目が見えないという要素があるだけに、大変な挑戦だった。

―― お2人はイギリス人ですが、アメリカン・コミックのヒーローを英国俳優が演じることをどう思いますか?

コックス アメリカ人はとても誠実でフレンドリーだけど、イギリス人はもう少し自虐的で控えめなところがある。それだけに、スーパーヒーローになったときも、抑制が利いて、ただ誠実なだけじゃないヒーローとしての魅力が出てくるんじゃないかとは思うね。ヒーローをいい人として演じすぎると、葛藤がなくなり、ただの“善”となって面白みが減ってしまうだろうし。

―― ずばり、デアデビルとアイアン・フィストが戦ったら、どっちが強い?

ジョーンズ うーん、どちらが冷静さを最初に失うかという戦いになると思う。それぞれが落ち着いていられる限りは恐らく同等な戦いだけれど、感情が先走った方が負ける、そういう2人のパワーと心の戦いだね。

―― なるほど……いずれはそういうシーンも見てみたいですね。 本日はありがとうございました!


田下愛


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