自転車の処分方法はいくつか考えられます。自分でゴミ処理場に持ち込んだり、自治体の粗大ゴミ回収や不用品回収業者に回収を依頼したりすることなどが挙げられます。それぞれの方法の具体的なやり方についてまとめました。
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自分でゴミ処理場に持ち込む
もっとも安上がりな自転車の処分方法は、持ち込み可能なゴミ処理場に自分の手で持ち込むという方法です。この場合の処分料金は、物の重量で決められるシステムになっているため、回収をお願いするよりも安い請求価格になることがほとんどです。古く、重たい自転車であったとしても、数百円で済んでしまいます。
ただし、ゴミ処理場はあまり街中にはないため、車を持っていない人にとっては少々難しい手段となるかもしれません。ゴミ処理場はインターネットで調べるとすぐに出てきます。受付時間も決まっていますので気を付けてください。住所などを聞かれることもあるようなので免許証などを持って行きましょう。
自治体の回収サービスを利用する
自治体の回収サービスを利用すれば、自転車などの回収価格は業者よりも安いことが多いのでこちらの方法のほうがおすすめです。簡単に済ませるなら、粗大ゴミでの回収がもっとも手軽ではないでしょうか。事前に連絡する必要がありますが、遠くまで使えなくなった自転車を持って行く必要がありませんので、近くにゴミ処理場がない人にはこの方法が良いでしょう。
お金は多少かかりますが、民間の不用品回収業者に依頼するよりも、かなり安い価格で自転車を処分することが可能です。しかし、各自治体によって回収日が決められているため引越しなどに伴ってすぐ自転車を回収して欲しい場合は不向きではあります。いつでもいいからいらなくなった自転車を取りに来て欲しいという方にはおすすめです。
不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者に依頼する際は自転車単品でも回収に来てくれるのかを確認することが大切です。出張費＋回収物ごとの値段というような料金設定の不用品回収業者もあるので安く、楽に回収してもらえることもありますよ。
不用品回収業者に依頼するメリットとしては、自分の指定した日時に不要になった自転車を家まで回収しに来てくれることです。粗大ごみシールを用意する手間も省けます。処分場に自分で持って行くこともしなくていいですし、重たい思いをしてまで運ぶ必要がありません。ちょっとした隙間時間に自分の都合がいいときに持って行ってくれるのも不用品回収業者に自転車などの回収を依頼するメリットといえるでしょう。
ただし、不要品回収業者の中には一般廃棄物収集運搬業の許可を取得していない違法な業者もおり、「無料と聞いていたのに作業後に有料と言われた」「回収費は無料としておきながら、運搬費やリサイクル費の名目で高額な費用を請求された」などのトラブルも起きています。
- 廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください！（環境省）
- 廃品回収業者とのトラブルに注意！（国民生活センター）
また、市区町村によっては民間事業者による一般家庭からの不要品回収を許可していない場合もあります。民間事業者を利用する場合は、お住まいの地区のルールを確認の上で利用するようにしましょう。
【追記：2017年8月31日17時】違法な不要品回収業者への注意喚起とトラブル事例について追記しました。
引越しの際に引越し業者に依頼する
また、引越しの機会に自転車を処分するという場合には、その他の不用品と一緒に引越し業者に廃棄してもらえる場合があります。多くの引越し業者では、引越しの際に出る不用品の引き取りについても相談して対応してくれるサービスがあるので、自転車についても可能かどうか問い合わせてみると良いでしょう。
最適な方法とは
自転車の処分は状態によっていろいろな手段が考えられますが、基本的に一番安い処分方法は、自分で処分場に持ち込むことであるのに変わりはありません。しかし、まだ十分に乗ることのできる状態の自転車であれば、リサイクルに力を入れている自治体であれば利用価値があるとして、預かる場所などが用意されていることもあります。
自治体の窓口に問い合わせるなどして、不要になった自転車の活用方法がないかどうか調べてみるのも1つの方法です。
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