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半世紀越しに単行本化が実現した幻の漫画『ライク ア ローリング ストーン』 1話と4話が逆になるミス発覚 出版社が交換を呼び掛け

カバーだけ送付すれば、改訂版を送ってもらえるとのこと。

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 60〜70年代に活躍した漫画家、宮谷一彦氏の代表作『ライク ア ローリング ストーン』の単行本に、第1話と4話の順序を逆に収録するミスがあったとして、出版社のフリースタイルが謝罪文を公開しました。


謝罪文 フリースタイルの謝罪文

 同作は1969年に漫画雑誌『COM』で連載。長らく単行本化されていませんでしたが、約半世紀が経った2017年8月1日に、件の書籍が初の単行本として発売されました。


書影 『ライク ア ローリング ストーン』書影(Amazon.co.jpより)

 同社代表の吉田保氏は、謝罪の言葉を述べたうえで、購入者に交換を呼びかけ。カバーのみを封書で同社に送れば、8月中に刷り上がる改訂版と、宮谷氏の許可を受けて特別に製作したポストカードが返送されるとのことです。


ポストカード 改訂版とともに送られる特製ポストカード

 吉田氏は「言い訳にしかならない」としたうえで、ミスの原因についても説明。まず、以前に同作を『COM』の切り抜きを購入して読んだ際、第4話が最初になっていたことで思い込みが生じていたそうです。さらに第1話と第4話には回数を示す番号がなかったことも混乱を助長。校正時は宮谷氏にも参加してもらい、万全な態勢で臨んでいたとのことですが、それでも重大なミスが発生したことを繰り返し謝罪しています。

 同社は在庫分を全て断裁し破棄。以降の出荷分に関しては、全て新版で対応するとのことです。


新旧比較 旧版と新版の比較。新版は裏表紙に欧文で書名と著者名が記されている


(沓澤真二)


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