9月21日追記
製作元に問い合わせが殺到し対応できない状態のため、現在ツイートと動画が削除されています。
先日「Rav drum」という珍しい打楽器が話題になりましたが、日本にも負けず劣らず個性的な「波紋音」というものがあると、注目を集めています。注目の発端となった動画をアップロードしたのは、ハンドパンやスティールタンドラムの情報発信を行うTwitterアカウントを運営しているサカン(@wyrm06)さん。「波紋音」を紹介したツイートは、すでに7万回以上リツイートされています。
以前話題となったRav drumはロシアで生まれた楽器。鋼鉄製の盾といったような形でありながら、癒し系かつエキゾチックな音を奏でることで特徴です。
今回話題となっている波紋音の見た目は、さながらひび割れた鉄の塊。しかし、バチや手のひらでその表面を叩いてみればあら不思議。東南アジア奥深くの寺院にでも迷い込んだかのような、神秘的かつ鮮やかなサウンドが響いてくるではありませんか。これが波紋の力か……!?
投稿者のサカンさんによれば、この波紋音はRav drum同様、スティールタンドラム(民族楽器として用いられるスリットドラムを金属で作ったもの)に分類される楽器。しかし、Rav drumとは異なり完全なハンドメイド品のため、2つとして同じものが出来上がらないのだとか。表面の切れ込みによって奏でられる音も変化することから、職人の「腕」を楽しむのもこの楽器の醍醐味かもしれませんね。
動画で演奏されている波紋音は、彫刻家である斎藤鉄平さんの作。鎌倉にある「YAMA Gallery招山」のWebサイトで注文を受け付けていますが、完全手製で時間が必要とのこと。2018年1月より受注再開予定です。
画像提供:サカン(@wyrm06)さん
(エンジン)
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