「前前前世」が懐メロ・「ドラクエXI」がレトロゲーム……60年後のカラオケ・ゲーム事情描く漫画に妙な説得力
60年後はカラオケもゲームも大幅に変容していることを想像すると、描かれている現代の様式は相当にレトロ。
漫画家の横山了一さん(@yokoyama_bancho)がTwitterで公開した、「60年後のカラオケの様子」を描いた漫画が妙に説得力があって好評です。そのころにはセカオワの「Dragon Night」が懐メロとして歌われているとか、普通にありそう。
田中さんの「Dragon Night」に続いて大川さんが歌うのは、映画「君の名は。」の主題歌「前前前世」。「前世よりもむしろ来世が近いじゃろう!!」という田中さんのツッコミがシャレになってません。そして2人は憧れのおばあちゃん、前田さんの「千本桜」に聞きほれるのでした。なんだか、60年前も似たようなことやってそう。
横山さんは同作の設定を引き継いだ「60年後のテレビゲーム事情」も公開。「懐かしの遊び」としてPlayStation 4やNintendo Switch、VRが用いられる未来の老人ホームを描いています。
「ドラゴンクエストXI」や「スプラトゥーン2」を満喫したのち、「このころのゲームはレトロでよかったのう……」「進化しすぎるのもどうかと思うわい……」と語り合う2人。60年後のゲーム、どれだけ進んでるんだ。漫画は「この年PS14(と)『ドラクエ27』が発売された」と結ばれるのですが、ナンバリングの進むペースにもなんとなく現実味がありますね。
2作とも「未来はこうあってほしい」「こんな老後なら年を取るのも悪くない」と好評の声が多数。「60年後は現代のゲーム機が接続できるモニターがないかも」「このころには全人類の電脳化が終わってそう」といった、「未来の標準」を想像するリプライも散見されます。
横山さんは主に育児エッセイ漫画を手がけていますが(関連記事)、「コミケの達人が戦国時代にタイムスリップする漫画」(関連記事)など、ユニークな設定の漫画も多数公開しています。10月10日には、加藤マユミさんと漫画家同士で結婚したいきさつを描く『結婚までのあゆみをリレー漫画にしてみました。』が発売予定。
(沓澤真二)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「君の名は。」ハリウッド実写版に妄想広がる 「彗星シーンでエアロスミス」「NY少年とオクラホマ娘の入替」
大ヒット映画「君の名は。」のハリウッド実写映画化決定に、Twitterでは大喜利が発生。 - 座らないんじゃなくて座れない―― 親になって分かった「電車でママが座らない理由」漫画に共感の声
育児経験者あるある。 - コミケの達人が戦国時代で大活躍する「戦国コミケ」が連載開始 ジーンピクシブで12月30日から
コミックス化も予定しています。 - 「どうやら小生はタイムスリップしてしまったようですな……!」 コミケの達人が戦国時代にタイムスリップする漫画がじわると大人気
作者は漫画家の横山了一さん。 - NHKがWebマンガサイトを開設、「どーも、マンガです。」 人気Web作家が公共放送や受信料について執筆
現在の連載陣は、かっぴー、横山了一、日下部うめか、ナカシマ723、やしろあずき。