Noer Worksというサークルが、ギャルゲー「天穹の境界線」制作のために、クラウドファンディングを開始しました。
なにがすごいって、これ中高生のみでガチ制作するギャルゲーだということ。ってか作中のキャラと同い年じゃん。
クラウドファンディングサイトCAMPFIREのモテたい高校生が作るギャルゲ!「天穹の境界線」応援プロジェクトでは、最初の目標額30万を開始1時間弱で達成。今はストレッチゴールを設けて、プロジェクト継続中。「私たちは学生であり、利益ありきの団体ではありませんので、なるべく原価に近づけた価格を設定させていただいております」とお金の使い方もはっきりさせていく様子。
Noel Worksは、中高一貫校の麻布学園の生徒が作ったサークル。CAMPFIREのページには「高校生が、ギャルゲを作る」ことの意義を書いています。「思春期のこの時期にモテない男子校のメンバーたち。自分たちがしたかった恋を、余すこと無くギャルゲーに詰め込みました。モテたくても機会が無い。そんな私たちの青春を、ギャルゲーにささげます」
高校生が作るメリットの1つが、実際の日常生活と視点が限りなく近い、ということ。公式では「サークル結成者である私は『大人』の制作したギャルゲーに違和感を覚えたのです」と、ギャルゲーマーならではの意見を書きます。「違和感。それは、『実際の高校生の感性とは離れている』ということでした。実際に高校生活を送っている私たちからすると、違和感がある表現や環境が多いと感じたのです」
リアリティーとしての「思春期」と、二次元的「理想の恋愛」を分けながら作品に織り込むことで「思春期真っ只中の自分たちなら、一番上手く作れる!」と述べています。力強い。
幼馴染の琴音と、クラスメイトのシエル。しかしある日、主人公の陽翔は「もう1人のシエル」を知り、物語が大きく動き始める……という内容とのこと。サイトのコメントによると「既に世に出ているギャルゲと同じような、日常の何気ない一コマ」の中で「私たちが本当に作りたい、理想の物語の世界」を作り上げていくのが目的のようです。
支援受付は2018年1月12日まで。11日時点で70万円以上集まっているので、他キャラルートのストーリー追加や、CFリターン用のアクリルキーホルダーも作られることに。頒布・お届け予定は2018年6月予定だそうです。
作品がうまくいったら、ぜひとも次々に制作してほしいところ。おじさんになったぼくに、若者のリアルと理想をもう一度味あわせてくださいな!
(たまごまご)
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