12月22日に放送された「それいけ!アンパンマン」(日本テレビ系)で、11月に亡くなった声優の鶴ひろみさんが担当していた「ドキンちゃん」の声を、バタコさん役の佐久間レイさんが一話限りで担当。「途中まで全く気づかなかった」など特別な回にネット上ではさまざまな声が上がっています。
クリスマススペシャルとして放送された同回のタイトルは「コキンちゃんとクリスマスのおくりもの」。佐久間さんが演じたドキンちゃんの第一声は、しょくぱんまんの発言に同意した「ドキコもですわ〜」。ドキンちゃんのせりふも多く、ネット上では「鶴さんのドキンちゃんの節回しとか語尾の震えとか、佐久間さんの完コピ具合しゅごい……(震)」「違和感ないどころか途中まで全く気づかなかった」「めっちゃドキンちゃんでした! 素晴らしかった」「愛と敬意がないと、ああはできない」など、プロの仕事に称賛の声が上がっています。
11月16日に大動脈解離のため57歳で急死した鶴さん。佐久間さんは12月15日にブログで思いを報告。鶴さんの突然の旅立ちを「アンパンマンファミリーはみんなで乗り越えようと決めた」こと、代役を依頼されたとき、断ろうとしたものの「スタジオの鶴さんの席に泣きそうな困ったような笑顔の鶴さんが座っているように感じ」、“繋ごう…”という気持ちになったことなどをつづりました。
収録では、思い通りに声にならないことに胸が締め付けられる思いを抱きつつも、鶴さんへの感謝と尊敬と祈りを込めて一度限りのドキンちゃんを演じたと話し、2018年1月26日放送予定の1390話以降、ロールパンナ役との兼任でドキンちゃん役も担当する冨永みーなさんについても「大きな決断」とたたえ、「どうか皆様 これからも ドキンちゃんを めいっぱい愛してあげて下さいね」と結んでいます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 鶴ひろみ「送る会」2018年1月に開催へ 発起人に野沢雅子、戸田恵子ら
一般の参加も可能となっています。 - 声優・鶴ひろみさん死去 ドキンちゃん後任は「決まり次第お知らせ」
16日夜、首都高速道路上で意識不明の状態で発見されていました。 - 「鶴ちゃん来たのかなぁ」 戸田恵子、深夜の不思議体験に“ドキンちゃん”鶴ひろみを思う
「先週居た人が、今週は居ないなんて。わけわかんないよ」と戸田さん。 - 「テレビからはドキンちゃんの声が聞こえるのに」 鶴ひろみさんの突然すぎる訃報に声優界などから悲しみの声
「ドラゴンボール」のブルマ役や、「それいけ!アンパンマン」のドキンちゃん役などで人気を博しました。 - 戸田恵子の誕生日を山寺宏一ら「アンパンマン」声優が祝福 ばいきんまん役も出席
お誕生日は9月12日。 - 「もうあの優しい笑顔が見られないなんて」 水谷優子の訃報に深い悲しみ、神谷明や緒方恵美ら声優仲間がメッセージ
漫画家・貞本義行さんは「ふしぎの海のナディア」マリーのイラストを投稿しています。 - 故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる
遺族の意向で病名が明かされました。 - 「悔しくて悔しくてとても悲しいです」「やめろよ、もう。バカ」 田中一成さんの早すぎる死、声優仲間ら悲痛な叫び
緒方恵美さんや同期の置鮎龍太郎さん、主役を演じた「プラネテス」の原作者・幸村誠さんら、多くの関係者がコメントを発表しています。