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Windows Vista、サポート終了後も6万台のPCで稼働 トレンドマイクロが警鐘

同じくサポートが終了している「Office 2007」も、30万台以上のPCで利用されています。

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 Windows Vista(以下「Vista」)の延長サポートは、4月11日に終了しました関連記事)。にもかかわらず、日本国内ではいまだに6万台以上のPCで稼働していることに、トレンドマイクロが警鐘を鳴らしています。


Vista Vistaの利用状況(トレンドマイクロの資料より)

 同社提供の資料によると、Vistaの利用は延長サポート終了以降緩やかに減少しているものの、11月時点で6万3513台のPCで継続されています。これらのPCではVistaに脆弱性が発見されても更新プログラムは提供されず、セキュリティ面でリスクを抱える状態にあります。

 10月10日にサポートが終了した「Office 2007」についても、同様の傾向が。もともとユーザー数に減少傾向があり、サポート終了の翌月となる11月には大幅に減少しましたが、それでも30万台以上のPCでいまだに利用されています。


Office Office 2007の利用状況(トレンドマイクロの資料より)

 IPA(情報処理推進機構)のデータベースには、両ソフトの脆弱性情報が多数登録されているとのこと。これらはリリース以来10年に渡りほぼ均等に発見されており、2016年でもVistaは128件、Office 2007では22件が新たに登録されているといいます。トレンドマイクロはPC環境の更新を推奨。年末年始の長期休暇中に、セキュリティの見直しをすべきとしています。


脆弱性情報 脆弱性情報の推移(トレンドマイクロの資料より)


(沓澤真二)


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