現役ママのpoco(@poco0v0)さんが描いた育児漫画が、Twitterで話題になっています。pocoさんが伝えたかったのは、“子どもの耳があいている”ということ。たった3歳の子どもでも、大人たちが困っている様子は敏感に感じ取ることができる。だからこそ、私たち大人は言葉をていねいに選ばなければならないのだと訴えています。
pocoさんの娘「はーたん」には吐き癖があります。ある夜も突然吐いてしまい、pocoさんは娘をお風呂に入れ、汚れた服を手洗いし……と奮闘。仕事から帰宅した旦那さんに「大変だった」とため息まじりに報告します。
その瞬間、pocoさんは少し離れた所で遊んでいたはーたんの存在に気付きます。pocoさんと目が合ったはーたん、口元だけ微笑んだまま、バツが悪そうに視線を下げてしまいました。その様子を見て、pocoさんは「今の会話を聞かれていた」と確信します。
pocoさんはすぐに立ち上がり、はーたんを抱きしめます。「吐いてもいいんだよ!!」「大丈夫だよ」「ママ、はーたん大好きだよっ」と思いの丈を伝えました。一方のはーたんはまるで「ママ、大丈夫だよ」と伝えるかのように、舌をペロっと出してみせました。それは、はーたんが「うれしい」と感じた時にする癖だったのです。
そんなはーたんのけなげな様子に、母親として思わず涙ぐむpocoさん。「子どもは、大人が思ってるよりずっと、大人たちの会話を理解している」。その事実を“子どもの耳があいている”という言葉で表現し、「私たち大人はその事を肝に銘じて会話をしなければと思った」と締めくくっています。
「お互いの立場によって違う見方があるんだと分かりました」「保育、療育中も気を付けたい」といった意見のほか、「小さいころ、親がケンカしている声が聞こえてきたのをよく覚えている」「自分もトラウマがある」と、自身もつらい経験をした方からの声も集まっていました。
たくさんの人から共感を得られたことを、pocoさんも喜んでいます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 幼稚園の懇親会がしんどいという漫画にママたち続々共感 「私の気持ちそのまま」「他のママと目を合わさず生きてきた」
気の置けないママ友が1人いればそれでいい。 - いつも手をつないで育ててきた娘とも別れの時が…… 父親の愛情描く漫画に涙する声多数
子どもへの思いはいつまでも。 - 元勇者のママが授かった赤ちゃんは倒したはずの「魔王」! RPG風子育て漫画に「続きが気になる」「優しい世界」と反響
果たして勇者(ママ)は魔王(息子)との戦いに勝利することができるのか。 - ふとした瞬間のギャップにやられる……! 「敬語が崩れちゃう系執事」の漫画がほっこり泣ける
この執事さん、うちにも派遣してもらえませんか。 - 緊急地震速報で保育士の責任感が垣間見えた 入園を控えて職場復帰が前向きになった漫画
子どもと離れている間に災害が起こったらどうするかをあらためて考えるきっかけに。 - 子どもからクマさんに手袋のプレゼント……おや、サイズが? ステキな交流に心温まるサイレント漫画
国内外から「泣ける」と好評。 - やっぱり幼なじみっていいな……! 読むとほっこりする4つの「幼なじみ」漫画がどれも尊い
心が和む短編漫画の詰め合わせ! - 地元のTSUTAYAが閉店した―― 20年間の感謝と思い出をつづった漫画に感慨する声、公式も反応
20年前の開店はきっと、「この街に住む誰もが自由な時間に好きなものを楽しめるようになった最初の瞬間だった」。 - 思ってた「異世界移転」と違う……! フリーターが異世界で地味に活躍する漫画が地味展開で新しい
こんな異世界移転見たことない……! - コワモテ男とおっとり女子大生、片思い同士の距離感にキュンッとする イチゴ農園で生まれた恋物語「いちご漫画」
接近しそうでしない、ウブな2人の関係性にもだえる。 - 「他とは違う夫婦契約=イケてる」という“気持ち悪い自意識”に酔えるか? マンガ『合理的な婚活』著者インタビュー(4)
「せめて仮説を持てよ!」 - 「昔の美しい洋服の情熱と、現代カルチャーの熱狂のはざま」 フランスのロリータファッション事情
現地のロリータを取材してみました。